仙道彰とマネージャー�� ページ17
海岸沿いで仙道の姿を確認したAは走って探した為なのかもしくはただ呆れているのかどっちも当てはまるような溜め息をついた。
少し、というかかなり仙道に呆れつつ近寄って声をかける。
『仙道…部活サボってまでここで何してんの』
「んー？あ、Aか…見ればわかるだろ？」
『まぁそうですけど。知ってますけど。…私が言いたいのはそういうことじゃないんだよね』
そんなAの反応を見て仙道はこちらを振り向き少し笑う。こういう時、イケメンはズルいとAは思った。そんな行動でさえ、心がときめいてしまうのだから。
「毎日ご苦労さん。」
『誰のせいだよ…そう言うなら素直に部活に参加してくださーい。今日も越野怒ってたよ？こんなところで釣りしてるから』
「それは困ったな」
「あ、かかった」と仙道はAの話を聞き流してのんびりとリールを巻いていく。
駄目だ、この人私の話を聞くつもりがない…
毎回連れ戻しに行くはずがいつの間にか仙道のペースに持っていかれてるのはよくある話だ。
だが、今日は引きずってまで部活に来させると越野に宣言した以上引く訳にはいかない。
Aは釣りを続ける仙道の隣にしゃがみ込み口を開く。
『ねぇ、魚とバスケどっちが好きなの』
「え〜、お前そんなに面倒くさいやつだったか？今日の気分は魚。」
『少なくともアンタによってくるそこら辺の面倒くさい女と仲間にするな。あと、別に今日の晩御飯のメニューを聞いてるわけじゃないから。なに今日は魚って巫山戯てんのかお前。』
「Aって、本当にノリがいいよな。そういうところが好きだぜ俺は。」
『全然嬉しくねぇ』
そう言ってAは立ち上がった。
完全にAは仙道に弄ばされていた。
全然嬉しくないと言っているが実はさっきの言葉にドキッとしているのも事実である。しかしそれに乗っかる馬鹿ではないためAはスルーした。立ったのもそれが察されないようにするためだ。
仙道はそんなAを見て立ち上がり、耳元で囁くようにして言った。
「耳、真っ赤だけど」
『！！』
バレているという恥ずかしさにAが顔をさらに赤くして耳元を反射的に隠す様子を見て仙道は声を上げて笑った。
『ちょっと…！！』
「すまんすまん。Aが可愛かったから今日は真面目に部活をやってやるよ」
『何それ…』
動機は完全に不純だったが取り敢えず仙道が部活に行く気になったのなら良しとしようと思う。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
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三國(プロフ) - ぼくらいさん» コメントありがとうございます！！楽しんで貰えてるなら幸いです✨これからも更新頑張りますね💪 (2023年1月10日 6時) (
レス) id: db3bdcc075 (このIDを非表示/違反報告)
ぼくらい - いつも楽しく読ませてもらっています❤️🔥 (2023年1月9日 20時) (レス) id: 9239ef16aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：三國 | 作成日時：2022年12月31日 9時
