THE FIRST SLAM DUNK 宮城編�� ページ43
Aはベンチから相手を圧倒するような勢いで点を取りに行くチームの仲間たちを見つめていた。
ＩＨ２日目。シード校である海南にとっては今日が緒戦の日だ。牧、清田、神を始めとした海南の主力選手達は瞬く間に点数を重ねていく。そして、見事に１００点ゲームで相手を叩き潰し緒戦を突破した。
Aはタオルをかけたりドリンクを渡したりと仕事をしているもその様子はどこか落ち着きようがない。
何故ならそろそろ湘北対山王の試合が始まるからだ。
そんなAの様子を見た牧は思わず笑ってしまった
「そんなに焦らなくても大丈夫だろ。まだアップだ。」
『…うるさい…別に焦ってなんかないもん』
「じゃ、見に行くとするか。湘北と山王を」
「Aさん、こっちのほうが見やすいですよ。」と神がAの手を引きコートに少し離れたところに立った。Aはありがとうと返事をしてコートを見る。
コートの周りには大勢の山王のファンの人たちがいた。
海南は昨年のＩＨでは準決勝で負けているらしく、牧も打倒山王で燃えていた。Aも昨日気になったため一応大まかな山王のスタメンについては調べてきたところだ。
ここ数年のバスケの大会の覇者である山王と、初出場の湘北は、リョータ達は互角にやり合うことは出来るのだろうか。そう、不安な気持ちを抱きつつ試合は始まった。
そんな不安とは裏腹に、湘北は好調のスタートから入った。赤い頭…桜木という人とリョータのアウリープからの先制点、三井の３Ｐ、湘北は前半、山王に対して２点リードという形で試合を繰り広げていた。
Aは集中して試合の流れを追っていた。リョータの言葉を思い出しながら。
ＰＧとして攻撃の起点となるようにコートを駆け回り味方にパスを出しゲームを作っていくリョータを見つめる。
よく見れば、それはソータとは全く違うプレイだ。小柄を活かしたプレイはきっとソータには出来ないだろう。自分で決めることはそれ程多くはないが仲間を活かすためにパスを出し、素早い足でボールを運び、相手を惑わすリョータの姿を、Aは目を奪われたようにして見ていた。
「目を逸らすんじゃねぇぞ」
そんなリョータのメッセージが伝わってきそうなプレイだった。
THE FIRST SLAM DUNK 宮城編��→←THE FIRST SLAM DUNK 宮城編➉
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 196人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
三國(プロフ) - ぼくらいさん» コメントありがとうございます！！楽しんで貰えてるなら幸いです✨これからも更新頑張りますね💪 (2023年1月10日 6時) (
レス) id: db3bdcc075 (このIDを非表示/違反報告)
ぼくらい - いつも楽しく読ませてもらっています❤️🔥 (2023年1月9日 20時) (レス) id: 9239ef16aa (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：三國 | 作成日時：2022年12月31日 9時
