Only me #1 ｢石川祐希｣ (ページ3)

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2，好きな人ページ3

高橋)そういえばA。昨年はいい男でも見つけたか？

「あはは。私にそんな暇があると思ってますか？」

高橋)あ、いや。ごめん

　健太郎さんは、後輩(石川さん)にもちょっかいを送る
その割に、馬鹿にされているようにも見えるお調子者な性格をしているから、扱いやすい

関田)そういう健太郎はどうなんだよ笑

高橋)それ聞きます？…まあ、俺も0っすけどね

関田)なら聞くなよ…

高橋)えぇ…ならイタリア帰りの祐希は気になりませんか？あいつ、イタリア美女と一度もデートしたこと無いとかいますけど、あれ絶対嘘ですよ！

石川)馬鹿なんですか、健太郎さん

高橋)っわぁぁ！お前いつから聞いてたんだよ。

石川)最初からですよ。

　健太郎さんの言う事は間違って無いのかも

だって、石川さんがイタリアに行ってから変わっているみたいだし。これはまさか、

関田)どうしたんだ、A？

「石川さん。イタリアに彼女置いてきてるんですか？それはいくら何でも駄目。絶対ですよ！？」

石川)っは？いや、彼女とかいないから。

「じゃあ、好きな人とかはいるんですか？」

　わっ、耳真っ赤。

あれ、私まさか。聞いてはいけない言葉を口にしましたか…？

石川)まあ、…いるよ

　それはそっか。こんなかっこよくて、バレー界の逸材とも呼ばれる彼に居ないはずが無いよね
ここは、マネージャーとして応援するべきなのかな？

高橋)そう言うことかぁ…いいなぁ、お前らは若くて

関田)それ、俺の前でよく言えるな。

高橋)えっ、いや。そういうことじゃなくて。関さん？

　
　高橋さんの叫び声が響いているのに石川さんは助けない
先輩を馬鹿にするところだけは、変わっていないみたいだね

石川)Aは好きな人とかいるの？

「…っえ。ああ、いないんじゃ無いんですかね？」

石川)何それ笑

　いや、すんなり好きな人がいるだなんて言える石川さんに同じ言葉を返したいです…
やっぱり、イタリアで仕込まれたのかしらね。この人…