4輪 ページ5
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あれからハウンオッパが沢山のお花と共に戻ってきて、ステージ構成と共に他のスタッフさんとお花をアレンジしてステージを作っていった
少し足りないお花を取りにお店に戻る途中
車の中でSEVENTEENの曲を流してみる
あのハニさん。天使みたいな人の声が妙に耳に残る
一瞬しか話さなかったけど、どことなく雰囲気?があの人に似ていた
もう二度と会えないあの人に…………
悲しくはもうないのに、ふと思い出しては左手に光る指輪を撫でてしまう
悲しい気持ちに引っ張られそうになって、頭をフルフルしてお店のことを考える
お店のお花もほとんどステージに出してしまったし、お店を閉めてソアちゃんも会場に連れてっててしまおう。
お店に着いてソアちゃんにそう告げると、喜んでお店をCLOSEした
ソアちゃんはSEVENTEENに詳しいらしい
SA「オンニ、私はウジペンなんです!」
興奮気味にそう話してた
ウジって誰。どの人なんだろう……
残りのお花をソアちゃんとステージに運んで、作業を再開していると
また知らない人に声をかけられた
「あの………お花ってこれ終わったら捨てるんですか?」
つり目の人だ……スタッフさんじゃなさそう。
『え、いえ……お持ち帰りもできますよ?』
その人は、パーーーァっと明るくなってつり目が更につり目になった
「ほほ、ほんとですか?!今日、どーしてもお花欲しくて!!!」
凄く興奮しながら話すつり目の人
『もし、宜しければ花束作りましょうか?その人の雰囲気とか教えてください。合わせて作りますよ』
「え、そんなことも出来るんですか?ありがとうございます!!!
えっと………その人友達なんですけど、いつも引きこもりがちなんで…外に出たくなるような…そんな花束作ってもらえますか?あ、ちなみに、ホシです。僕」
ホシと名乗るつり目の人はSEVENTEENのメンバーさんだ
『ホシさん。承知しました。公演が終わったら作っておきますね!』
そう告げるとスキップしながら裏へとはけていった
SA「オンニ、オオ、オンニ……さっきのホシくんですよね?」
ソアちゃんはそう言いながら固まっていた
そんなにSEVENTEEN好きなのか……
ごめんね。ソアちゃん。
お仕事だから顔に出さないようにしようねって
さっき言ったけど。
無理そうだね………。
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作者名:なお | 作成日時:2023年10月31日 0時