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11輪 ページ12

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ランチを食べながらたわいの無い話をした


メンバーさん達のことだったり


家族の話だったり


ジョンハンさんには妹さんが居るそう



さぞ、美形な兄妹なんだろうな…



「Aは?」

自然と私の家族の質問…


一瞬、動かしていたフォークとナイフの手が止まる


『私は家族、誰もいないんです。事故で亡くなってて。

あ、でも今はハウンオッパとかソアちゃんが私の家族なので』

そう言って、止まっていた手を動かしてメイン料理を口に運ぶ

ジョンハンさんの顔は見れない


「そっか…ごめん。俺無神経だったな」



申し訳なさそうな声で謝るジョンハンさん



『謝らないで…ください。今はもう寂しくないので大丈夫です』



「そっか……Aは偉いね


俺も、Aの支えになれたらいいな…」



私の顔をまっすぐ見て優しく微笑むジョンハンさん



JH「で、その指輪くれた人は?どれくらい付き合ってるの?」


ドキッとした………



指輪のことを、彼の事をこのタイミングで質問されると思わなかったから





『……20歳からなのでもう何年だろ…7年とかですかね。

あ…婚約したので彼も家族です。私の。』




彼も私の家族…になるはずだった……

なる前に、遠くに行ってしまったけれど

でも、今では家族だと思ってる。




JH「……そっか。長いんだね。



ねぇ…その人といつか会わせてね。」



『…………はい。いつか…』






ジョンハンさんごめんね。





会わせてあげられないんだな…





もう彼も、この世には居ないから




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作者名:なお | 作成日時:2023年10月31日 0時

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