俺の苦手な風俗嬢の女【龍宮寺堅】

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彫り師「…で、今日はどうしたケン坊」




俺はさくらにぶちまけまくった後飛び出してきた
行く宛てもなかったので彫り師のオニイサンの所に転がり込んだ


オニイサンは店に入れてくれて、事務所のソファに座らせてくれる


コイツ意外と優しいな…





彫り師「また新しい刺青か？」


俺は俯きながら首を横に振る







彫り師「……あの女か？」


なんで分かったんだよ
びっくりして肩ビクってしちゃった…バレたかな？




彫り師「…喧嘩でもしたのか？」

龍宮寺「……さくら、何であの店にずっと居んのかなって思ったんだよ。ほかの女の子たち見てると借金返すためとか、好きな物買うためとかの理由なのに



さくらの理由はわかんねぇ…。多分、金が好きなんだと思う
だから客殴っちまった俺の事、嫌いになっちゃったんだ


だからさくら、俺の事殴ったんだ」




止まんねぇ。。
悲しくて、さくらに嫌われた事がショックで、俺…いま全部ぶちまけないと崩れ落ちちゃう気がする





もう自分が何を話してるのかすら分かんねぇ。
でもオニイサンは黙って話を聞いてくれてる



こいつ良い奴だな






彫り師「堅坊。お前なんでさくらが穣抜けねぇか知らねぇだろ」



なんだその言い方は！
俺は知ってるぜ見てぇな言い方！ずりぃ


龍宮寺「じゃあアンタは知ってんの？」


彫り師「大人だからな」


なんじゃそりゃ


……。



龍宮寺「俺も大人になったら理由わかる…？」

彫り師「それはどうだろうな」


何だよ。と思って目線を部屋に移動させた
すると違和感を覚えた



龍宮寺「…プレゼント。捨てたの？」



前回来た時のプレゼントが明らかに減ってる
あの1番目立ってた紙袋が無い


オニイサンに目線を勢いよく移した
するとバツが悪そうに頭をかいている



彫り師「さくらに渡した」




！？



龍宮寺「え、マジ？」

彫り師「あーまぁな
…で、どうしたいんだ？」




どうしたいって……
戻ってもさくらに嫌われちまったし、そんな人生楽しくないよ




……。



でも、やっぱり俺…



龍宮寺「俺……さくらが好き。」



彫り師「…」



え、いまなんて言った？
俺、恋のらいばるに弱音吐いてねぇ？

オニイサンはタバコに火をつける


彫り師「だとよ」



だとよ？ダトヨって何？
事務所の扉が開いた







そんでそこに入ってきたのはさくらだった


え、何でここにいんの？

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