私の苦手な外国人さん。【黒川イザナ】

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佐野家の長女として引き取られた私は何故引き取られたのか分かってなかった




しかし聞いてみると私と佐野家のじいちゃん万作さんのいとこの家系に私が居るらしい



身寄りがなくなって引き取られたのは私が親戚だからだと言う



何回聞いてもややこしいから私はとりあえず親戚、ということで話をまとめた

なんか、はとこ？らしい







この家は賑やかだ

私の知らないことが沢山ある




なんか、万次郎と真一郎の母親が亡くなって遺品整理など色々しているうちにはとこの私を見つけて引き取ってくれたらしい



タイミングのいい事だ




真一郎｢おはようカエラ｣


『おはよう真兄』




みんなが真兄って呼んでるから私もそう呼んでる
弟の万次郎が居て、妹にはエマが居る


私達は5人家族




万作さんには感謝しないと
こうやって育ててくれてるんだから



私は感謝の気持ちを込めて毎日食事を作っている
最近エマも大人ぶってご飯を一緒に作るのを手伝ってくれるのだがこれまた危なっかしい



エマ｢ネェ、トマトうまく切れない
ぐちゃってなる｣



半泣きで訴えてくる妹
子供用包丁はあんまり切れないけれど安全を考えて渡したものだ



『んー。。エマにはこの包丁はちょっと早いからな
じゃあお味噌汁のお味噌溶かしといてくれる？』


料理するのが楽しいらしいエマは積極的に手伝ってくれる




万作｢おはようカエラ、エマ｣




エマ｢おはよう！｣『おはよう万作さん』



椅子に座る場所にいつも朝刊を置いておく
これもエマのお仕事だ



出来上がりそうな所でエマにはいつも万次郎を起こしに行ってきてもらう
その間にご飯の味を整えるのだ


それを万作も真一郎も知ってて黙ってくれてる


そんな私たちの日常

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