番外編23〜私の誕生日〜 ページ50
だいぶ時間が経った頃だった。私も朱音も事前に寝ているので眠くはなく、ずっと話していた。すると、電話がかかってきた。相手は…跡部君だ。
「遅っ」
「まあまあ…もしもし」
『俺だ。今家だな？外出られるか？』
「え、まあ…はい」
『なら出てくれ』
「え、ちょ、跡部君？…切れた」
「何って？」
「いや…外出ろとしか」
「何、執事に頼ませて外にとんでもないもの飾ってるとか？パーティー会場が出来てるとか？まあ、この辺は近所迷惑にもならないだろうし」
「マンションの住民が迷惑なんじゃ…」
「全部跡部財閥の関係者だから問題ないよ。それに全部防音だからそう簡単に聞こえるわけないし」
初耳だった。言われてみれば…確かに部屋から出てくるような方はその関係でもおかしくはない格好だ。
「ほら、そうかもしれないから早く出よう」
「うん」
部屋を出る。…が何もない。あるのはいつも通りの広い庭。マンションじゃなくて豪邸ではないのか？と思われそうだが、マンションにしては珍しく庭はかなり広い。
「意味分からん。何もないんですけど」
「まあ、待ってみようよ」
5分近く経っても何も起こらない。朱音も文句を言っている。私も何があるのか分からないけど…
「えっ、え？えええ？」
「どうしたの、朱音」
「親方、空からパラシュートが…」
ネタは知っているが、私は親方ではないぞとつっこみたくなるのを堪える。それよりも空？
「うわああああ！？」
目の前の庭にパラシュートが落ちた。驚いて思わず悲鳴を上げてしまった。
「A…落ちてきたのは物？人？」
「ごめん、見てない。朱音見えてないの？」
「パラシュートばっかり気をとられてそれは見てない」
物ならいい。人だった場合、目の前で事故が…？どちらにせよ、行く必要がある。
「よしA、行こう」
「うん」
状況はよく分からないけど行くしかない。
****
続編です！
好きと嫌いは紙一重なのか?10【跡部景吾】
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葉月(プロフ) - renonさん» ありがとうございます！これからも頑張りますのでよろしくお願いします。 (2019年7月21日 0時) (
レス) id: f4ed754532 (このIDを非表示/違反報告)
renon(プロフ) - いつも更新楽しみにしています！大変だと思いますが頑張ってください！ (2019年7月20日 0時) (レス) id: 9f2ab82c2e (このIDを非表示/違反報告)
葉月(プロフ) - 凪津さん» その通りです。脱字してましたので修正しました。ありがとうございますm(_ _)m (2019年5月20日 23時) (レス) id: f4ed754532 (このIDを非表示/違反報告)
凪津(プロフ) - プリザーブドフラワーですかね、、？ (2019年5月20日 16時) (レス) id: 4dbbb91fc3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葉月 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/3f2cc79ad91/
作成日時：2019年5月11日 0時
