413話 ページ36
「じゃあ、ルビーはいつなんだ？」
「確か、7月だったと思います」
「合ってますよ。流石に日付までは分からないけど…」
「A、もしやその目…期待しております？」
特に期待はしていないのだが、そう見えるようだ。こちらも強要することはないし。
「まさか、当たるとは思わんかったわ。自分は誕生石やって気づいてたんか？」
「誕生石だということは分かっていましたが、誕生石だということがどうでもいいくらいに理由が良かったので、合ってなくてもいいかくらいの気持ちでした。私もまさか合っているとは」
「性格とルビーのイメージが合ってたんですね。石言葉もぴったりだと思います」
「なんか…穴があったら入りたい…」
恥ずかしい…というよりは照れているのだろう。気づけば、朱音の顔が真っ赤である。
「実を申しますと…実は私…ええと…私忍足君にプレゼントが…」
「えっ、マジで？」
「マジで。しかも似たような…」
どうやら隠してあったらしい。服を退けると袋があり、その中には箱があった。忍足君が開けるとそこにはネックレスが入ってあった。
「いやあ、男子にネックレスってありかなとは思ったけど…」
「朱音、それってまさか…あの店で買った？」
「バレた？」
思い返せば、あの時の店員さんは私が冷やかしだけで帰ったことを謝罪したらそんなことはと言っていた。遠慮とかそういう感じだと思っていたが、まさか本当にそんなことはなかったようだ。あの時、眺めていただけではなくてこっそり購入していたようだ。
「まさか、俺らと同じか？」
「そうですよ。でも、初めて訪れた時、出てきた朱音は何も持っていなかったので…注文だけして帰ったのでは？」
「そこまでお見通しとは…」
「これ…何の石や？見たことはあるんやけど…」
「トパーズと…この周りに付いている方の石はサファイアですね。トパーズは10月の誕生石です」
「サファイアとルビーって色が違うだけで同じ石でしょ。しかもサファイアの方は9月の誕生石で忍足10月が誕生日だし。思考は似てるとか？」
「忍足君って、青とかサファイアっぽい感じのイメージあったから…テニスとかになると意外と熱くてルビーっぽさもあるし、同じ石だからサファイア入れようかなと…」
色は違うけど、滝君の言う通り思考は似ていたようだ。
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葉月(プロフ) - renonさん» ありがとうございます！これからも頑張りますのでよろしくお願いします。 (2019年7月21日 0時) (
レス) id: f4ed754532 (このIDを非表示/違反報告)
renon(プロフ) - いつも更新楽しみにしています！大変だと思いますが頑張ってください！ (2019年7月20日 0時) (レス) id: 9f2ab82c2e (このIDを非表示/違反報告)
葉月(プロフ) - 凪津さん» その通りです。脱字してましたので修正しました。ありがとうございますm(_ _)m (2019年5月20日 23時) (レス) id: f4ed754532 (このIDを非表示/違反報告)
凪津(プロフ) - プリザーブドフラワーですかね、、？ (2019年5月20日 16時) (レス) id: 4dbbb91fc3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葉月 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/3f2cc79ad91/
作成日時：2019年5月11日 0時
