400話 ページ22
「ひゃっふー！」
はしゃぐ朱音。ここデパートなんで静かに…と言いたいけど、絶対に聞く耳を持たないだろう。
「Wデート、やったことあるじゃん！気にしない！ほらほらAも！」
「やったこと…あったっけ？」
「まだ俺と朱音が付き合ってない時やろ。遊園地の時の…」
「あー…なんか、そんなことがあったような…コーヒーカップ、ペアを逆で乗ったり…」
「A！これ綺麗じゃない！？」
「確かに綺麗だけど…うん。ですよね。高い」
見せられたのはエメラルドの20万円のネックレス。
「え、高い…？このめっちゃ綺麗な品質の割には安く感じるけど…」
「うん。それは否定しない。けど庶民からしたら20万円という金額自体が大金なんだよ…」
「買って「買わなくていいです」
跡部君が最後まで言い切るのを前に何を言おうとしたのか分かったので遮る。
「デパートでこんなに良いものがあるとは…！」
「…デートって何だっけ」
「同じこと思ったわ」
今のところ、朱音の買い物(買ってないけど)に付き合わされているだけである。
「仕方ないなあ…ほなら、ちょっと面白いことせんか？ｺﾞﾆｮｺﾞﾆｮ…」
「…それ、跡部君は普段から結構してると思うんですけど。流石に私もこれ以上は良心の呵責を感じます…」
「また難しい言葉使うなあ…ま、大丈夫や。下げて上げるんや」
「…まあ、やれるだけのことは…」
「よし、次行こう！」
満足したのか先に進むA。冷やかしに行っただけか…ちょっとお店の方に申し訳ない。
「A、1個お願いがあるんだけど！」
「何？」
「私、Aの手料理食べたい！」
「え、急にどうしたの？食べたことあるし…」
「家庭料理とか食べたことない！A作るのいっつもイギリス料理とか、後高級なやつばっかり！」
「まあ、そうだけど…分かった。作るよ。次はどこに行く？」
「遊園地！」
…結局遊園地へ行くのか。何しにデパートへ来たのさ…私と忍足君のやりたいことも少し後になりそうだ。
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葉月(プロフ) - renonさん» ありがとうございます！これからも頑張りますのでよろしくお願いします。 (2019年7月21日 0時) (
レス) id: f4ed754532 (このIDを非表示/違反報告)
renon(プロフ) - いつも更新楽しみにしています！大変だと思いますが頑張ってください！ (2019年7月20日 0時) (レス) id: 9f2ab82c2e (このIDを非表示/違反報告)
葉月(プロフ) - 凪津さん» その通りです。脱字してましたので修正しました。ありがとうございますm(_ _)m (2019年5月20日 23時) (レス) id: f4ed754532 (このIDを非表示/違反報告)
凪津(プロフ) - プリザーブドフラワーですかね、、？ (2019年5月20日 16時) (レス) id: 4dbbb91fc3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葉月 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/3f2cc79ad91/
作成日時：2019年5月11日 0時
