396話 ページ18
「…起こしちゃ…」
「さす…寝す…」
何か聞こえるな…起こそうとしているのかな？
「ん…なにか…？」
「跡部のせいで起きたじゃん…」
「いや、いいけど…何かあった？」
「Aが起きないの跡部が気にしてさ…もうお昼近いし」
「あ、薬による寝不足が原因なので大したことではないですよ。ちゃんと寝ておけば治ります」
「ならいいが…」
「跡部は心配性なんだよ…」
「心配して何が悪い？」
「…どんだけAのことが好きなんだか…以前の跡部のイメージからしたらここまでベタ惚れなんてイメージつかない」
ベタ惚れされてるかは別として、確かにイメージとは違っている。というか、イメージと違うことが多すぎて困る。
「そういえば跡部君、腕の痛み大丈夫ですか？」
「それがどうかしたのか？」
「いえ…ちょっと夜に唸っていたので。大丈夫ならいいです」
すると、何か不思議に思ったのか腕を動かし始める跡部君。そんなに腕動かしたら…
「問題ない」
今はあれでもこの後どうかしそう…と思ってた時だった。
「…なんか、外騒がしくない？」
私もそれに気づいて外を見る。何ということでしょう。記者が大勢待ち構えている。恐らくニュースで場所を知ったと思われる跡部君のファンも大勢…
「どうするんですか…？」
「ちっ…言っておいたんだがな…念のためにミカエルに任せてある。後は何とかするだろ」
その直後、悲鳴と泣き声が響いた。さらには錯乱したのか暴れ回ったり走り回る人も…ミカエルさん、何したんだろう。
「うわ、あっという間に帰ってるんだけど…何したの？」
「あの短時間じゃ、ただ事実を話しただけだろ。あんなに雌猫どもがいれば取材にもならずに帰るだろ」
「確かにこんなに悲鳴と泣き声と人の数じゃ…ね」
迷惑なのでもう2度としてほしくないが……
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 66人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
葉月(プロフ) - renonさん» ありがとうございます！これからも頑張りますのでよろしくお願いします。 (2019年7月21日 0時) (
レス) id: f4ed754532 (このIDを非表示/違反報告)
renon(プロフ) - いつも更新楽しみにしています！大変だと思いますが頑張ってください！ (2019年7月20日 0時) (レス) id: 9f2ab82c2e (このIDを非表示/違反報告)
葉月(プロフ) - 凪津さん» その通りです。脱字してましたので修正しました。ありがとうございますm(_ _)m (2019年5月20日 23時) (レス) id: f4ed754532 (このIDを非表示/違反報告)
凪津(プロフ) - プリザーブドフラワーですかね、、？ (2019年5月20日 16時) (レス) id: 4dbbb91fc3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：葉月 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/3f2cc79ad91/
作成日時：2019年5月11日 0時
