288話 ページ9
何とか紙に書いて色々伝えた結果…
「へえ…そんなことあったんだ。跡部さんもあんたも変な趣味してる」
私も！？いや、跡部君は分かるけどさ…
「あんたもこんな派手なやつ好きになってるんだから変でしょ」
…まあ言われてみればごもっともかもしれない。
「にしてもまあ…起きないじゃん。跡部さんって意外とこういう人なんだ」
「誰が意外とだ、あーん？」
「あ、起きた」
あ、起きた…って越前君と同じこと思っていた。唐突に起きたからびっくりした。例えるなら…死人が生き返ったような起床の早さで…
「お前が助けたのか？」
「は？」
いや、まあ突然そんなこと言われたらは？と言いたくなる気持ちも分かるよ…
「いやまあ…この人助けたのは確かに俺だけど」
「礼を言う」
「は？」
越前君の顔が完全に「お前誰」状態である。まあそうですよね…あの跡部君がお礼だなんてね…
「あんた…頭打った？それとも病気？熱で頭やられた？」
「打ってねえ。それに至って健康体だ」
信じられない、というような越前君の顔が面白い。うん。気持ちは分かる。
「相当この人のこと好きになってるじゃないっすか。やっぱり変わってますね」
「黙れ越前」
「何照れてるんすか」
「照れてねえ」
仲がよろしいようでなによりです…今のどこに照れる要素があったかはよく分からないけど。
「俺、もう少しこの人に話あるんで出てもらっていいっすか」
「俺がいたら問題か？」
「…今のあんたなら最悪が想像できるし。聞かない方がいい」
「…分かった」
「意外と素直っすね」
鼻で笑って部屋から出て行く跡部君。…なんか小学生の喧嘩感あるな、これ。2人は意外と似てる…とか？
にしても…話って何だろう。
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葉月(プロフ) - みささん» このような作品ですが、読んでいただきありがとうございます！これからもよろしくお願いします！ (2019年1月19日 23時) (
レス) id: f4ed754532 (このIDを非表示/違反報告)
みさ - 初めまして。もう夢中になって読んでました。続きが楽しみです！ (2019年1月19日 21時) (レス) id: a32759bc4d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葉月 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/3f2cc79ad91/
作成日時：2019年1月13日 23時
