好きと嫌いは紙一重なのか？6【跡部景吾】 (ページ6)

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235話ページ6

帰宅後(朱音の家だけど)

「お母さんからの許可取れたよん」

「…早くない？しかもやるなら明日でしょ」

「売り上げうまうま…なんて言って大喜びだよ。事件のこと話してないからこのリアクションも当然だけどね」

「あはは…」

すると、通知音が鳴る。

忍足許可取れたで
向日まじかよ
宍戸あの跡部がかよ…まあ、後に引きずることも考えたらな…後はお前らで決めたらいいけど、やるなら気をつけろよ
A了解です

「A、やる？」

「う、うーん…やってもいいかな…？一発逆転のチャンスだし…失敗したらあれだけど」

「ちょ、失敗する前提！？」

「そりゃ考えるよ…そっか朱音だからか。そういうことしようと思ってる人って見分けられるし…私は別にいいよ」

思考がかなりのポジティブなのはバカだからと分かった。この作戦で失敗を考えないのは…うん、バカだ。物凄く今更気づいた感あるけどバカだ。

「ちょ、A私のことバカって思ったでしょ！？」

…なんでこういうところは鋭いんだろ。

****

「…んでさ、朱音。これ何？」

「ふふん、明日の衣装！早速集めましたよー！会場の手配も完了！宣伝も完了！チケットも予定分は完売で追加！モテ期ですな～」

金持ちの力、やっぱり怖い。跡部君はこれ以上と考えるともっと怖い。普通無理ですよね。

「ちなみにその会場は…？」

「氷帝のホールをお借りしちゃいました！あ、でも学校からはちょっと離れてるから迷惑にならないよ！安心してね～」

…うん、凄い。もう何も言えない。

「さーて試着試着！どれ着ようかな…おっ、Aこれ良くない！？うんうん、似合う！髪型はこうして…お～！」

そして何故色々外見を弄られているのだろうか…別に適当で良くない…？…私のファッションセンスの無さすぎなのかな。