好きと嫌いは紙一重なのか？6【跡部景吾】 (ページ4)

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233話ページ4

「…仕事に戻ったのはいいけどさ。やっぱり気にならない？」

「まあ…でも仕事あるし…大会明後日だし…」

「跡部の調子も微妙…あー課題山積み。…宿題の方の課題も山積みだけど」

真実が分かったとはいえ、どうすればいいかさっぱりだ。さっさとイギリスに逃げるべき…かもしれないけど。ある意味得策かもだけど…不調の跡部君放っておくことなんてできない。だって助けられてるんだし…

「っていうかなんであんなところで跡部は寝てたわけ？っていうかあいつこんな真昼に寝ないでしょ」

「あはは…まあ、そのイメージはあるんだけど…」

オーバーワークやっちゃってるから現実は違うんだけどね。…ん、ってことはまたオーバーワークを…？ただ単に疲れか…どちらにせよ、オーバーワークに繋がる原因となるものはやらかしていそうなのだけど…

「何考え込んでるの？」

「いや、うーん…あっ、1つ思ったんだけど…私、あの時影薄かった？」

「まあまあ…だけど。跡部いたからか、多少マシにはなってた。あの犯人…もしかして跡部を餌にした…的な？」

「あー…それが本当なら尚更近づいたら危ないか…考え浅はかだったかも。でもさ…はあ…どうしたらいいの…このままイギリスは流石に…」

「でも安全第一だし…ここはやっぱり、Aが前言った通り跡部の気持ち尊重したらいいんじゃない？…本当、原因が私で申し訳ない」

「そうすべきだよね…何度も言うけど気にしないで。了解した私もあれだし、まさかこんなことになるとは誰も思わないでしょ。っていうか、普通ないでしょ」

「まじリスペクトですよ…でもこれ、犯人全員捕まるのって途方も無い話じゃ…せめて明日までに解決…は無理ですよね…」

「…気長に待つよ」

その頃には…別れてしまうか…後はもう跡部君頼りに…なるのかな。