248話 ページ19
「…で」
「何？」
「何でまたパーティー何ですか…！？」
「いいじゃねえかよ。全国大会お疲れパーティーだしな」
「1年生だけでですか！？後なんで日吉君達も！？」
「俺たちも全国ですよ。時期が一緒なんです。ちなみに俺たちは2回戦進出です。先輩達もまだまだですね」
まあ、日吉君…先輩に毒を…まあ、間違ってはいませんけど。今度は朱音の家でパーティーですか…そしていつの間にかお母さん達もいるというね…本当、いつの間に…
「お久しぶりです。跡部景吾です。Aさんの彼氏です。不束者ですがよろしくお願いします」
「よろしくお願…ええええええええええ！？ちょ、ちょっと待ってください。え、ちょ、それ堂々と言います！？結婚でもする気ですか！？何考えてるんですか！？恥ずかしいんですけど！」
ノリでよろしくお願いしますっていいかけたけど、これダメだよね！？
「そのつもりだが。そもそも、結婚を前提に付き合っているだろう？」
「……(絶句)」
もう…語る気力が一気に失せる。嘘でしょん。あまりにも絶句すぎて「」の中に絶句って入ってるよ、これ。
「おおおお、ついにAも結婚…！」
「お父さん…涙が出てきた…まだ離れないでくれよ…！？」
「まだ最低でも2年は先の話だし、何で今から結婚みたいな雰囲気なの！？」
「空気が完全に『娘さんを僕にください』的な感じやな。しかも不束者って…完全にそれやん」
「それな」
「ねえ、お母さんも何泣いてるの！？まだだからね！？なんで結婚を前提とか大嘘つくんですか…おばあちゃん、何感心しちゃってるの！？ちょ、まだだからね！？ねえ！？」
ちなみにこの事態の収拾には1時間かかった。うちの家族は……本当……
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作者名：葉月 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/3f2cc79ad91/
作成日時：2018年11月24日 22時
