好きと嫌いは紙一重なのか？6【跡部景吾】 (ページ14)

今日:1 hit、昨日:8 hit、合計:37,936 hit

243話ページ14

「おい、救急車！」

「落ち着き…寝てるだけ「奴らに何かされたか…ちっ、俺が見ていながら…」

…原因自分やけどな。どこも外傷は…

「足怪我してるじゃねえか！あいつら…絶対に許さねえ」

「…あっ、それ私「俺の女に傷1つでも付けたやつは容赦しねえ…」No…」

…空野が萎縮しとるやん。また擦り傷1つで…どうせ突き飛ばして逃したか何かやろ。そして跡部が怪我させたときは「俺様はこいつの男だからいい」なんて言いそうやな。とことん俺様系男子やん。

「ただいま到着しました！」

「早急に連れて行け。いいな！」

「かしこまりました！」

…だから寝てるだけや。こりゃ言うても聞かんな。これも一種の愛情ということで…ええんか？まあ今の跡部は…全く関わりを持たない時期があいつにとっては長いし、とことん佐藤に甘いやろうな…

「車を出せ！Aが向かった病院へ行くぞ！」

「はっ、ただいま！」

「A、死なないでぇぇぇぇぇぇぇぇ！どうか…どうか私も連れていってくださいませ！」

…だから危篤でも何でもないわ。恐らく元気やわ。空野、本当に医学部か…？それに日本語なんかおかしいで。

「…なあ、忍足。佐藤って…本当にヤバいのか？」

「いや、全くやで。大げさやわ」

「じゃあ侑士、あれ寝たのか？」

「まあ、そうやな」

「さっきのだけは、寝るスピードが完全にジローだな…」

「呼んだー…？うおっ、なんだこの車の数！マジマジすっげー！何かあったの！？」

「…覚えてないんかい」

うちの部員はバカが多いわ…頭ええのにバカもおるから厄介やわ…