school Life ~東海オンエア~ (ページ23)

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光ページ23

りょうside

登校中後ろから勢いよく肩を叩かれる

り「なんだ、としみつかおはよう」

と「おぅ、おはよ」

少し沈黙が続く

その沈黙を破ったのはとしみつだった

と「お前最近元気なさすぎね」

り「うーんそうかな…」

と「うん、なんかあったん？」

り「Aちゃんに怒られちゃった」

と「え？Aちゃんが？なんで？」

俺は保健室であったことをとしみつに全部話した

と「お前馬鹿？」

り「え…なにが？」

と「あいついじめられてたんだよ。」

り「え、、」

頭が真っ白になる

嘘だろ？

だからあんなに無理した笑顔で…

俺は本当に馬鹿だ。馬鹿すぎる。

なんで気づいてあげられなかったんだろう。

なんで助けて挙げられなったんだろう。

自分に対してフツフツと怒りが込み上げてきた

と「まぁ、今はもうないって言ってたけど…」

遅刻するぞっとバックをグイッと引かれ学校まで
走る

教室に入るといつも通り元気がない

り「おはよう」

A「あ、おはよう…」

笑顔だけど、どこか辛そうな表情を見せる

昼休みになり、Aちゃんはお弁当も持たずに
スっとどこかへ行ってしまった

いつも通り屋上に行くと、しずくが1人でお弁当を食べていた

り「あれ、Aちゃんは？」

しずく「んー、なんか最近さ、遅れて来るんだよね。事情しらないんだよね。生徒会の仕事が忙しいのかな？」

り「そっか…」

親友のしずくにも言えない事情なのか。

まさか…

でもとしみつはもういじめはなくなったって聞いたって言ってたし…
でも、もしかして。

俺は気づいた時にはもう走っていて、Aちゃんを探していた

生徒会室にも美術室にもいない
校舎内には姿がなかった

どこに居んだよ…

最後に校庭に出て、校舎の裏側に向かう

校舎の裏に着いた時嫌というほど聞き慣れた女の声が聞こえた

バレないようにゆっくり覗くと、そこには倒れたAちゃんの姿。

女の手にはカッター。

走って女の右腕を思いっきり掴む

り「ねぇ…

なにしてんの？」