第7話後半1 ページ30
エマ(見つけなきゃ、発信器！！
でもない！“傷”なんてどこにもない！！)
そんな…
ここまで全くないなんて…
どうしよう…
発信器なんて埋められていないの？
発信器自体ママのハッタリ？
いや、そんなはずない。
発信器は確かにある。
じゃなきゃあの時標的が2人なんて分かりっこない。
ー違う？
『拠点』から来たばっかりのこの子になんの痕跡もないのは逆におかしい。
エマ(何か見落としているはず)
雪「エマ！ありました！！」
エマ「どこ！？」
雪「これです！キャロルたちの耳の後ろにあるこの虫刺されみたいなやつです！」
ギルダ「あれ？何それ？虫刺され？」
エマ「……これは…病気の検査のために採血した跡のだって、昔…ママが…」
これだ！！
ナイラ、フィル、マルク、コニー
誰の耳にもあった。且つ成長しても取り出しやすい。
“採血痕”あれは嘘…！
発信器は耳に埋められていたんだ！！
でも…
エマ(思っていたよりずっと小さい…)
11歳の耳触っても殆どわかんない…
1歳の触ってなきゃこんなの気づけないよ…
全然想像つかない…
一体どんな発信器？
もしこれが鬼独自の技術だったら…
お手上げ…
ギュっ
キャロル「あー」
違うよね。
場所は判った！1歩進んだ！！
迷うな。次は壊し方！
絶対壊して逃げてやる！！！
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
ママ「定時連絡、定時連絡。
こちら７３５８４、第3プラント。
10月17日、異常なし。
では通信を切断ー((ｻﾞｻﾞｯ
グランマ「イザベラ？」
グランマ？」
グランマ「ボスから伝言を預かっています。
『例の３匹の予定通り出せるな？』。
よいですか、イザベラ。
今年は総じて他のプラントも実りが良くない。
ティファリに捧げる最上物を“摘める”のはあなたのプラントだけなのです。」
ママ「ーはい、元より承知しております。
ボスにお伝えください。『万事順調。いつでもどの子でも』と」
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
鬼「そうか、出せるか。
それは○○もさぞお喜びになろう。
ぬかるなよ、○○の御膳は特別なのだ。
我らと違ってな」
カタッ
鬼「では諸君。我々も“収穫”を祝おう。
さぁ、○○に祈りを」
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作者名：アニメ好き | 作成日時：2019年4月21日 17時
