第7話前半1 ページ29
シャーッ
ノーマン「なじんでるね」
レイ「ああ、なじんでる」ザァッ
A「発信機は勿論、『全員を連れ出す方法』も考えなければいけませんね」
ノーマン「うん…」
レイ「あの大人二人を出し抜くにしたって、単に目くらましゃいいって問題じゃない」
ノーマン・A「それね/そうですね」
鬼へ通報させてはいけない！
ノーマン「鬼は必ず近くにいる。財である家畜まして“高級品”を放置して離れるわけがない。
何よりマズいのは鬼への通報」
脱獄初動であの化け物に追われること。
レイ(阻止する方法は一つ。ママとシスターをー)
シスター「ノーマンとレイとAね」
3人「「「…はい」」」
シスター「テスト満点なんですってね」
3人「「「…はい」」」
シスター「すごいわ。よろしくね、仲良くしましょう」ｶﾞｼｯ
………
A(聞かれましたか？)
レイ(いや、大丈夫だ。ちゃんと黙った)
ノーマン「それより、レイ。
ひょっとしてママ……」
シスター(穏やか…)
とても秘密が漏れたとは思えない。
これがイザベラの子供達……
シスター「………」
なるほどね♡
いやまさかあの“イザベラ先輩”がこんな凡ミスやらかすなんて。
しかも上に報告もせずミスの事実をもみ消そうとしている。
これは重大な規則違反！！
とはいえ“先輩”の優秀さはあっちでさんざん聞かされてきた。
彼女が言うなら“標的”は絶対に逃げられない。
その点では本当に“問題ない”んでしょう。
ここで私も手を貸しておけばイザベラに恩を売れて私の出世は確定する。
ーでも、これチャンスなんじゃナイ？いつかじゃなくて今なんじゃナイ？
“ママの座”はわずかそう簡単に空きは出ない…
そして私が標的を携え違反を告発すれば。
イザベラは間違いなく失脚する！
つまり、従順なシスターとしてイザベラの後ろ盾を手に入れるより従順なフリをしてイザベラ堕として“ママの座”奪う方が早いんじゃナイ？
ステキね。私がここのママになる！
決めたわ、“標的”は捕えて密告って即出荷！！
一刻も早く見つけなきゃ☆
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作者名：アニメ好き | 作成日時：2019年4月21日 17時
