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3話前半1 平野side ページ13

Aside

宣戦布告

僕達が頭の中でその言葉を浮かべてる時、ノーマンは言った。

ノーマン「親でも同じ“人間”でもない…
ママは鬼だ…!!」

と……

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
エマ達が逃げる方法を考えている間。
僕はなるべくママの手伝いをした…スパイとして。
そしてご褒美をもらっていた。例えば、僕達の本体など。
雪に前田藤四郎を渡した時、驚いた顔もしたがとても喜んでいたことを今でも覚えている。
それにきっと3人は知らないだろう。
そう、僕はレイと同じ、ママの“スパイ”だということを。
僕は前世で主君にこのアニメの話を聞いていた。
今思うと主君には感謝しないといけないことばかりだった。
主君はいろんなことを教えてくれた。

レイがエマ達を助けるために道具を集めてたこと。

ノーマンが犠牲になってしまうこと。

エマ達が4歳児以下だけ残してハウスを出ること。

その他にも教えて貰ったことがいっぱいある。
雪は前世の記憶はあるだろう。
しかし、この話は知らない。だからレイと隠し通す。

その時が来るまで…

A「ママ、今日の仕事をしましょう」
レイ「……」
ママ「そうね、2人ともミスはなしよ…
お願いね?」
A/レイ「「もちろんですよ/あぁ」」

〜夕ご飯前〜

A「レイ…あれを見てください…!エマがママに!」
レイ「っ!?何やってるんだよ!あいつ…!助けに行くぞ!」
A「はい!」

カランカラン

A「夕飯の準備出来ましたよ!ママ!!」ニコッ

ガチャ

わぁぁ…

ママ「すぐに行くわ」ニコッ
雪「エマ!」ニコッ
ノーマン「行こう」ニコッ
ママ「あなた達3人昨日門へ行った?」
ノーマン「?行かないよ、それが規則だし!
昨日は鬼ごっこに夢中だったものねっ!」
エマ「そうそう!雪があと少しでノーマンを捕まえることが出来たんだけどねー」
雪「はい!Aと捕まえようとしたのですが時間で勝てませんでした」ニコッ
ノーマン「どうして?」
ママ「いいえ、それならいいの」

………………

ペタン

雪/ノーマン「!!?」
エマ「ごめん…なんか気が抜けたら急に…
今になって心臓が動き出したみたい」
A「エマ!ノーマン!雪!」
雪「A!」
A「エマ、大丈夫ですか?立てますか?」
エマ「うん!大丈夫!助けてくれてありがとう!A!」

3話後半1 前田、ママside→←2話後半2



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作者名:アニメ好き | 作成日時:2019年4月21日 17時

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