たっち、あっぷ。 (ページ16)

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十五ページ16

源田「ねえ、なんでねこさんばっかり見るの？」

怒ったような、でも泣きそうな表情で、源ちゃんは私を見つめる。

A「え？どういう事？」
源田「昨日は俺が先にご飯の約束してたでしょ、」

・・・・！

A「わ、すれてた」
源田「やっぱり。・・・・昨日は記念日って事も、忘れてるんでしょ」

A「ごめん、今思い出したよ、昨日は、、私達の初試合の日！」

ニコッと笑いかけると、源ちゃんは拗ねた様にそっぽを向く。

源田「そんな大事な日を忘れるなんて酷いよね、Aは」
A「源ちゃん？怒ってるの？」

源田「ずっと怒ってるよ、」
A「ごめんて、」

しょぼーんとした背中に寄りかかり、頭をヾ(・ω・*)なでなで

源田「ちょっと、、子ども扱いしないでよ、」
A「源ちゃんは２６歳児だもんねー(笑)」

いきなり源ちゃんが立ち上がって、私の目の前に来る

源田「Aなんて、許さないから」
A「ごめんて、、何したら許してくれる？」

源田「じゃあ、動かないでそこにいてね」
A「？うん・・・？」

しゃがんだ源ちゃんは、少し頬を染めながら近づいてくる

A「げ、源ちゃ・・・？」
源田「黙って」

？？？

近くない？？

私の唇に源ちゃんのが重なるまで、あと、

３、

２、

森「Aちゃーん！！！！！！」

すごい勢いで友哉が入ってきた

森「あ！近い！ちょっと！！離れて！」
A「友哉、」

開いたドアから、ゾロゾロと。

栗山「源、ごめんなー、森の勢いは止められんかったわ」

ニヤニヤしながら言う栗山さん
気まずそうに入ってくる秋山さんとトノ、穂高さん

何の事やら分かんないキムさんやおかわりさん

不機嫌そうなネコさん

相変わらずな熊代さんと、後輩たち。

一気に騒がしくなったロッカールーム

。。。

源ちゃん、皆が来なかったら、何するつもりだったのかな・・・？