たっち、あっぷ。 (ページ7)

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金子「なあなあAー」
A「あーはいはい！何ですか！？」

一昨日くらいに、喧嘩？みたいのをした後から、ネコさんが私によく絡んでくるようになった。昨日なんて、多分ずっと一緒にいたかも。

いや、いたんじゃなくてつけられてたんだけどね

金子「そんな冷たくせんでもええやんー」

傷ついた素振りも見せずニヤニヤ近づいてくるネコさん。イケメンだからたちが悪い。

A「はー」

思わず大きなため息。

栗山「なんやまたつけられてるん」
A「そうなんです。なんなんですかね」

苦笑いを浮かべて話しかけてくる栗山さん。

金子「えーなんで俺には冷たいんに、栗山さんには優しいん？差別やん」
A「鬱陶しいんですよ！なんでべったりなんですか！？？」

だってAが可愛いんやもん、なんて人をキュン死にさせそうな言葉はスルーしよう、、

A「はー、最近ネコさんとばっか話してるから、源ちゃんとゆっくり出来てないよー(泣)」
金子「ええやん、、」

ちょっとむくれるネコさん。アンタ、源ちゃんと仲良しじゃなかったん？

いつの間にか選手達が集合する時間になっていて、皆練習の準備を始めていた。

A「ほら、ネコさん行きますよ！遅れちゃう」
金子「おん♪」

グランドに出ていく。

A「おはようございまーす」
金子「はざーす」

二人で出ていくと、やっぱり皆ニヤニヤしてこっちを見てくる。ネコさんは相変わらず「♪」でご機嫌。

あ、源ちゃん。なんか久しぶり。昨日も見たけど。

A「源ちゃーん」
源田「・・・」

ぷいっ

目をそらされた。

どうしよう、どうしよう。とてつもなくショックなんだけど

どんどん遠くに行っちゃう源ちゃん。

ポロリ。

いつの間にか目から涙がこぼれた。

金子「おわ？！どしたん！？」
森「あー！ネコさんがAちゃん泣かした―！！！」

皆が寄ってくる。違うよ、ネコさんのせいじゃないよ。。

森「Aちゃん、こっちおいで」

友哉に抱き着く。

なんか安心する。

なんで源ちゃん、無視したの？なんか怒らせるようなことしちゃったかな・・・・・。