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源田視点

A「ほああああ」

大きくため息をつくA。

源田「何、どうしたの?」

隣に座って聞くと、拗ねた顔のままこっちを見るA。

A「卓ぞーと喋れてない(泣)」

卓ぞーてのは、巨人の大城の事。交流戦に入り、明日はジャイアンツ、卓ぞーに会える!ってよろこんでたな、そういえば。

源田「なんで?今行って来れば??全体練習まだだし、あっちも集合かかってないよ。」

現に、銀さんがこっちに挨拶来てるし。

炭谷「せやで、今なら大丈夫や、いって来いや。」
A「でもでも、、ほら!誠司さんとイチャついてますよーーー」

巨人ベンチに視線を移すと、確かに楽しそうに喋っている小林さんと大城。

炭谷「あー、でもな、ええ機会やん。誠司と話してみぃ。気さくでおもろい奴やぞ(笑)」
A「えー、銀さん、紹介してくれるー?」

しゃあないな。そういって笑顔になった銀さんについて小さい背中が遠ざかる。

栗山「行かせてよかったん?」
源田「栗山さん。なんでですか?」

ニヤリ、と男前に笑う栗山さん。

栗山「小林いい男やん。ライバル増えるで?(笑)」
源田「いいんですよ、もう。。」





栗山さんだってイケメンだし。

ネコさんだってイケメンだし。

この業界には、敵が多くて。


俺、いつまでこのままでいるつもりだろう


行動しないと取られちゃうのに。


今のこの状況が心地よ過ぎて。


このままでもいいんじゃないかって。


思っちゃうんだ。。。

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作者名:雪乃 | 作成日時:2019年4月10日 22時

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