十九 ページ21
誠也視点
鈴木「だあああああ!!!!邪魔!邪魔!邪魔!」
思わず叫んでしまった。だって、邪魔だし。俺、おかしくなったんかな
A「うぁ!どしたん!?誠也君!」
あ、
多分、こいつのせいだ。俺がおかしいのは。
昨日Aがトレーナーに来てから、、いや、その前からだけど。最近はいつもよりひどい。だって、Aが頭から離れないんだもん。本当に邪魔。
いつの間にかAの事を考えちゃって。
ノックだって、球に集中しきれていない。昨日も、ビッグhあ、違う、丸さんにも怒られた。
丸「お前、それ試合中にやったらどうなるか分かるよな?」
鈴木「はぁい」
気の抜けた返事になったからか、丸さんからの蹴りが尻に直撃した。まだ痛い。最悪。
鈴木「もー!お前のせいで最近調子悪いんだけど!」
ちょっとイライラして強く当たる。
A「なんでそんな事言うん?ひどくない?」
顔をしかめて丸さんの方に行ってしまう。あ、告げ口する気だな、、
丸「誠也!ちょっとこっち来い。」
Aはこっちを見てドヤ顔すると、ベンチ裏に消えてしまった。ムカつく野郎だ←
鈴木「なんですか」
丸「お前、なんでAに強く当たってんだよ。」
怒ったような口調で言う丸さん。でも、聞いてくださいよ。あいつが悪いんです!
鈴木「Aが、、Aが頭から離れないんですよ!俺の思考の邪魔をしてくる!!」
丸「は」
丸さんは大きく目を見開いた後、ニヤリとして、そうかそうか、、と呟いている。
え、何が。
丸「はは、若いっていいな(笑)」
鈴木「なんなんすか」
俺がすこしイライラして言っても。
丸「ふふ、、お前。」
もったいぶる丸さん。
丸「誠也さ、恋したことある?」
鈴木「は!?ありますよ!」
嘘だけど。ずっと野球ばっかだったから、女に興味がなかった。
丸「ほんと?本当だったら気づいてるでしょ。Aの事好きなんだから!」
鈴木「え」
ビックリして突っ立っていると丸さんは「いいねぇ若いって!」と呟きながらベンチに戻ってしまった。
は、、
俺、Aの事好きなの。
そりゃ、Aの事可愛いなと思った事はあるけど。そんなに無いし。
多分。一、二、三、四、、、、、数えきれないけど。
そりゃ、Aが来たらちょっとテンションMAXになるけど。ちょっとね、ちょっと!!
そりゃ、Aが他の男と喋るとイラつくけど。。。。
・・・、俺、Aの事好きだわ←
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雪乃(プロフ) - やぶちゃんさん» リクエストなどありましたらお願いします^_^ (2019年4月5日 17時) (レス) id: 53556d44b7 (このIDを非表示/違反報告)
雪乃(プロフ) - やぶちゃんさん» コメありがとうございます!とても嬉しいです(*≧∀≦*) (2019年4月5日 17時) (レス) id: 53556d44b7 (このIDを非表示/違反報告)
やぶちゃん - すご、いい! (2019年4月5日 2時) (レス) id: 3dc41e973d (このIDを非表示/違反報告)
にゃら - 雪乃さん» わー!ありがとうございます!ギータさん面白いです(笑) (2019年3月5日 18時) (レス) id: 4e4e689073 (このIDを非表示/違反報告)
雪乃(プロフ) - にゃらさん» こんにちは!コメントありがとうございます!嬉しいです!最近もうネタが切れてきているので(泣) (2019年3月1日 19時) (レス) id: 53556d44b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雪乃 | 作成日時:2019年2月24日 16時