LOVE - ホンモノの愛を - 02

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隆二 Side





臣「‥‥なぁ、隆二」


隆「‥‥なに？」


臣「Aと、仲良いんだってな」







あの日、Aちゃんの携帯の画面に
登坂広臣と表示されたのを見たときから

色々考えすぎて、全然ヤル気が起きなくって。


健ちゃんは、気にすんな
なーんて言ってたけどさ。


自分の好きな人が、知らないところで
自分のメンバーと繋がってたなんて。
気にすんな、とか無理な話





Aちゃんから

�� 今度話したいことある �瓩辰謄瓠璽襪�来たのに

なんだか怖くて、未だに返せてない。





気持ちがモヤモヤのまま
いつもより早めに集合場所に行けば
壁にもたれかかってる、臣しかいなかった。

第一声にAちゃんの名前出すなんて
やっぱり臣は、もしかして‥‥。







臣「‥‥Aのどこ好きになったの？」


隆「は？」


臣「アイツああ見えて弱いとこいっぱいあるっしょ、すぐ泣くし拗ねるし怒るし」


隆「‥‥」


臣「でも、誰よりも周りを大切にする奴だから。優しさの塊で出来てるっていうか」


隆「‥‥」


臣「‥‥だから、絶対離すんじゃねぇぞ」







ハァ、なんなんだよ
臣とAちゃんはどんな関係なの？

なんで臣はそんなに愛しそうな顔して
Aちゃんのこと、喋ってんだよ






隆「‥‥待てよ、臣」


臣「ん？なに？」


隆「‥‥Aちゃんと、どんな関係なんだよ」


臣「‥‥ただの友達、それだけ」






ただの友達？
なら何であんなに、不在着信残してたわけ？

なんで今度は、悲しそうな顔してんだよ







隆「‥‥俺、Aちゃんのこと本気で好き」


臣「‥‥知ってる」


隆「本当に臣は、ただの友達なんだよね？」


臣「‥‥ん。」





隆「‥‥分かった」







２人の関係は、気になるけど

臣がそう言うなら。







To.Aちゃん

返事遅くなって、ごめんね。
今週の日曜、夜とか空いてる？








日曜まで、あと３日

怖くても、きちんともう一度想いを伝えよう





臣なんかに、とられてたまるかよ







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