LOVE - ホンモノの愛を - 02

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「‥‥よし！せっかく居酒屋来たんだから、飲も！」


臣「‥だな」








�� 隆二ならAのこと、幸せにしてくれるよ ��



そう広臣に言われた時
分からないけど、心の中の何かが
少しスッキリした気がした。

なんで音信不通にしたのか
深く問い詰めてみようとも思ったけど
広臣の思い悩んだ顔を見たら
深く追求しない方がいいなって。



嫌いになったから、音信不通にしたわけじゃない

その言葉を広臣から聞けただけで
十分だったのかも知れない。



‥‥これも、隆二さんと出会えたからなのかな







臣「隆二のどこ好きになったの？」


「一緒に居て落ち着くところ、かな。あんな強面な顔して、すごい天然なところとか」


臣「‥‥どっか抜けてるよな、隆二(笑)」


「そうだね(笑)」


臣「お前も抜けてるから、２人でボケあって大変だな(笑)」


「私は抜けてませんー！！」







連絡を取らなくなって、会わなくなって

いつの間にか広臣は
世界にまで進出するアーティストになって。

彼女さんも出来て、幸せそうで。
心なしか少し寂しい気もするけど‥‥。





こうやってまた話せること
くだらないことで笑い合えること

目の前に広臣がいること。

嬉しくって、幸せ。






臣「‥なぁ」


「‥ねぇ」





臣「わりぃ、いいよ先言って」


「うんん、広臣からどうぞ」






臣「‥‥ん。あのさ、このままバイバイとかねぇよな？」


「え？」


臣「友達として、これからも‥‥さ」


「(笑)」


臣「‥‥は？何笑ってんだよ」


「んふふ、だって私も同じこと言おうと思ってたから(笑)」





臣「ハハッ(笑)やべぇな(笑)」







隆二さんに出会う前だったら

広臣に彼女がいることも
友達でいようってことも

きっと、受け入れられなかった。







臣「‥‥まぁ、隆二がお前を手放しそうになったら、奪いにいくけどね」


「んー？なにー？なんて言ったー？」


臣「‥‥なんもねぇよ、てかお前食い過ぎ！太んぞ！」


「今日くらいいいでしょー！」


臣「っていう台詞毎日言って食ってんだろ」


「‥‥げ、」






臣「バーカ(笑)」









ねぇ。これで私も、広臣も

しあわせになれるよね？








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