LOVE - ホンモノの愛を - 02

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広臣 Side






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剛「‥‥臣さん、これ」


臣「え？」


剛「‥‥勝手に見ちゃってすみません」






�� この写真、Aちゃんですよね？ ��









Aと岩ちゃん達が繋がってるのを知ったのは
岩ちゃんと２人で雑誌撮影の、休憩中


それは、あまりにも突然で
何故だか頭が真っ白になった





岩ちゃんの手には、俺とAが２人で写ってる写真

‥‥‥俺が、ずっと携帯の裏にしまっておいた思い出の写真







臣「‥なんで、Aのこと知ってんの」


剛「岡本さんがライブの資料落とした時、拾ってくれたのAちゃんで」


臣「‥‥」


剛「‥そこから、ですかね」


臣「‥へぇ」






そんな偶然すぎる出会いがあるんだな

‥‥なんて、この時はそれくらいにしか思ってなかった







剛「臣さん、今彼女さんいますよね？」


臣「え？」


剛「‥‥前付き合ってた彼女と、ヨリ戻したって」


臣「‥‥そうだけど」





剛「じゃあ、Aちゃんとのその写真‥‥もう携帯の裏に入れておくのやめたらどうっすか」







‥‥何言ってんの。

岩ちゃんには関係ねぇだろ、って
岩ちゃんは俺たちのこと何も知らねぇだろ、って

そう、言おうと思ってた。




岩ちゃんからの言葉、聞くまでは








剛「‥‥もう、臣さんだけのAちゃんじゃない」


臣「‥‥は？」


剛「そろそろAちゃん、解放させてあげてよ」


臣「‥‥解放って(苦笑)何言ってんの、岩ちゃん」





剛「好きな人がいるのに、誰かのせいで踏み出せなかったら？」







好きな人？‥‥誰かの、せい？

Aには好きな人がいんの？
それが俺のせいで踏み出せないって言ってんの？






剛「正直、俺はAちゃんの過去も今の想いも。よく知らないしまだ付き合いも長くない‥‥だけどAちゃんたまに悲しそうな顔するんです」


臣「‥‥」


剛「悲しそうっていうか、苦しそうっていうか」


臣「‥‥」


剛「‥‥臣さんの名前出した時、すごく動揺してた。でもどこか好きな人を想うそんな目もしてて」


臣「‥‥‥っ、」









剛「だから前に進めない、その原因は臣さんのような気がして」









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