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「‥‥しまったぁ、忘れた」






開店と同時に、混み出した店内

いつの間にか時間はお昼過ぎになってて
後か詰まってるから、と急いで休憩に向かう



お昼ご飯も兼ねて、近くのカフェへ

いつもの様にポケットの中の携帯を
取り出そうとすれば、どこにもない私の携帯

朝のことを振り返れば
なんとなーく、置き忘れた場所も分かる






「休憩戻りました〜ありがとうご‥」


海斗「A先輩!!!」


「うわぁ、なに!びっくりしたぁ」


海斗「これ!さっき、隆二さん達が届けに来てくれました」


「‥‥あ、」






あぁ、やっぱり

隆二さん家だった。



届けに来てくれたなんて
本当、優しすぎる。何かお礼しなきゃだな、これは。







海斗「で、これ」


「え?‥‥なに、これ。」


海斗「健二郎さんからっす、アイツに渡しといて〜って言ってましたよ!」


「‥ほう、ありがとう」






海斗から、健二郎さんからだと受け取った
折りたたんである紙を、開く

なんなんだろう、わざわざ紙になんて。






「‥‥‥え、嘘でしょ」





Aちゃんへ

緊急事態やで〜
Aちゃんの携帯に臣から着信が
あって、偶然それを隆二が見た。
臣とAちゃん、どんな関係なのか
すごく怪しがってたで

今すぐに、とは言わへんけど
早いところ臣と話した方が
ええかも。ちなみに不在着信3件

幸運を祈る じろ







「‥‥幸運を、祈るって(苦笑)」





いつかはバレると思ってたけど
こんなにも早く、バレちゃうなんて。

‥‥でも、広臣とやましいことなんて
バレちゃ困ることなんて、もう何もない



けど、なんでだろう。

隆二さんに怪しがられたって聞いた途端
心臓が、ばくばく言ってる。






海斗「‥先輩?大丈夫っすか?」


「あ〜うん、大丈夫」


海斗「ならいいっすけど‥‥あ、あとで先輩指名で接客入ってます」


「え?」


海斗「閉店間際くらいって言ってました」


「‥‥常連様?名前は?」


海斗「いや、新規のお客様っすね。確か山田様、だった気が」


「ん!わかった、ありがとう」





やっぱり、電話がかかってきてる以上

健二郎さんの言う通り
もう一度しっかりと話しなきゃいけないのかな






今日閉店作業1人だし

仕事終わったら、電話かけてみようかな







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設定タグ:三代目 , 登坂広臣,今市隆二 , 山下健二郎,岩田剛典   
作品ジャンル:恋愛
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あお - 続きまってます! (2017年12月27日 12時) (レス) id: d3a19583e7 (このIDを非表示/違反報告)
madokamiyuki(プロフ) - 更新楽しみに待ってます! (2017年11月30日 17時) (レス) id: 94f79237b1 (このIDを非表示/違反報告)
あーゆ - ついついはまってしまいました!続きがすごく気になります!更新お待ちしております。 (2017年11月27日 20時) (レス) id: 0416b5bb67 (このIDを非表示/違反報告)
madokamiyuki(プロフ) - 更新ありがとうございます!!おみさんやっと( ; ; )おみさんでハッピーエンドにしてほしいです(^o^)/ (2017年11月15日 0時) (レス) id: 94f79237b1 (このIDを非表示/違反報告)
tcknt(プロフ) - あらら…隆二君携帯見て知っちゃった(・・;)さてさて臣さんはどう出るの!?健ちゃーん!気になる~♪更新待ってます! (2017年11月13日 13時) (レス) id: e4f07a5f39 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちょんすけ | 作成日時:2017年10月12日 21時

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