LOVE - ホンモノの愛を - 02

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「んっ、いったぁ‥」





お酒を飲み過ぎたときの頭痛がして




パッと目を開ければ、目の前にはお酒のグラス

食べかけの唐揚げに、串盛りが少し





横を見れば‥


机に伏せて寝てるんじゃなくって
座敷に大の字になって寝てる、健二郎さんの姿






「‥え、どうしよう」






きっと私に付き合ってくれて

お酒弱いのに、一緒のペースで飲んでくれたんだろうなぁ




時計を見れば、深夜１時前





「けんじろうさーん、おきてー」


健「Zzz..」


「‥む、無反応」





顔真っ赤にして
気持ち良さそうに眠る健二郎さん

‥強引に起こしにくいなぁ




家に連れてくわけにも行かないし

深夜１時前、誰かに頼みにくい時間帯‥





色々助けてもらった以上
最後まで健二郎さんの面倒見なきゃ‥




こうなったら、やっぱり‥






「‥あ、もしもし」






隆二さん、ごめんなさい。

こんな時間に迎えの電話なんてしちゃって‥









隆「わぁ！」


「え、早い！！」


隆「健ちゃんと飲んでたなら誘ってよね〜」


「突然決まった飲み、だったから」





電話して10分

声のする方を向けば、車のキーを持った
ニコニコの隆二さんが立っていた。


‥早い、到着が早過ぎる






隆「いいなぁ、健ちゃんいいなぁ〜」


「‥(笑)」


隆「俺もAちゃんと２人で飲みたかったなぁ〜」


「‥(笑)」





ブツブツと、呟きながら
健二郎さんを担いで車に向かう隆二さん

担いでるっていうか‥



半分、引きずってるよね隆二さん(笑)





「‥あ、ヤバイ。お金払ってないや」





健二郎さん潰れてるってことは
まだお金払ってないってことだよね

奢ってくれるとか言ってたけど
助けてもらったんだから、今日は私が払わなきゃ






「すいませ〜ん、お会計は‥」



＿＿＿ あ、さっきあちらの方が払っていかれましたよ



「え、ええ！？」





あちらの方って‥





「隆二さん！お、お金！」


隆「いいよいいよ、明日健ちゃんに倍にして返してもらうから(笑)」


「‥で、でも」


隆「いーの、ほら早く乗って。行くよ」


「あ、ありがとう」






どんだけスマートな男なの、隆二さん





隆「Aちゃんも俺ん家ね？」


「へ？」


隆「俺ん家で、二次会しよー」


「二次会！？」





隆「梅酒、俺ん家にあるし、ね？」






スマートで、少し強引なところ

‥やっぱり、惹かれるなぁ








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