LOVE - ホンモノの愛を - 02

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健二郎 Side





健「‥まだ、好きなんか？」


「‥‥分かりません。分かんなく、なっちゃいました」







�� せっかく色々と忘れられたと思ってたのに ��





そう呟いたAちゃんの声は

今にも消えそうで






健「‥」


「‥け、健二郎さんっ、」





抱きしめずには、いられなかった





「‥健二郎さん、自分の気持ちに素直になれって前言いましたよね」


健「おん」


「素直になったら私、たぶんまだきっと‥」






＿＿＿ prrrrr.prrrrr





健「‥電話、Aちゃんやで」


「‥」





電話が鳴ると同時に、離れるAちゃん

あぁ、無意識に抱きしめてしまった



‥そんなつもり、なかったんやけど






健「‥出ぇへんの？」


「‥広臣、からなんで」


健「‥」






アイツは何を考えてるんや



勝手に音信不通にして、新しく彼女作って

一年以上経って、またAちゃんに電話したり。






「‥あーもう！！今日はヤケ飲みです、健二郎さん！！」


健「‥はぁ！？」


「もう何も考えたくなーい！！！」


健「‥しゃーない、付き合ったるわ」


「さすが、健二郎さん！！」






なぁ、臣ちゃん

お前は今何を考えてるねん




‥Aちゃんに連絡してくる理由は？

‥Aちゃんに音信不通にした理由は？





もしかして



まだ、Aちゃんのこと

好きやったりするんか？






健「前みたいに飲み過ぎたら、隆二呼ぶからな」


「大丈夫です！飲みすぎなーい！」


健「‥絶対大丈夫ちゃうやんけ(笑)」






俺は、Aちゃんにはきっと

隆二が合うと思うねんけど





「‥広臣のあのヤロウ、会議室出るとき手ぇ掴んできたんですぅ！」


健「‥」


「連絡先変わってないからって言われたけど〜電話とかメールしても返してこなくなったのそっちだろって思ってぇ〜」


健「‥」


「‥ムカつきますよねぇ〜突然また現れて心掻き乱されてぇ〜」


健「‥Aちゃん」





「‥自分だけ彼女作って幸せになってぇ〜私ばっかりこんな想いして〜」


健「‥」






「‥私だって、あの時広臣と幸せになりたかったのに」






臣にも話、聞いてみなあかんな

きっとアイツも、何か考えてることがあるはずや




だって臣が最近元気なくて悩んでるのは

Aちゃんのことやろ？






俺知ってるで

携帯の裏に、Aちゃんとの写真入れてあること。




それを仕事前にそっと見て、よしっ！って呟いてるところも。






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