My Dream 3

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広臣 Side




臣「..マジっすか」

＿＿そう、しばらくお休みにさせといた



臣「じゃあアイツは今..」

＿＿お家じゃないかしら？..だいぶ酷かったわ




次の愛知公演まで、少し時間が出来たから

もう一度声をしっかり整えようと
ボイトレルームに向かえば、そこにいるはずのAがいなくて。



隆二は他の仕事だから
２人で合わせでもしよっか、なーんて軽く言ってたのに。





臣「..んだよ、またアイツ１人で抱えてんのかよ」



言いにくそうにしてるトレーナーの山田さんに半ば脅しのように聞けば

健ちゃんに抱きしめられてたあの日


きっと麗花のところへ話しに行った時から
声の震えが止まらないらしい




＿＿メンバーには絶対言わないで下さい、なんて言われてたから、登坂！あまり大事にしないようにね

＿でもきっとAは、誰かの支えが必要だと思うの




そう山田さんに言われてから

気付けば車に乗って、自然とAの家の前まで向かってた




臣「..着信キャンセルとかいい度胸してんじゃねぇか」



電話も、LINE電話も繋がらない

でもきっと携帯は見てるに違いない




臣「..強行突破」




何度も送ったLINEに既読がついたのを確認してピンポン、と鳴らす



また１人で抱え込もうとするアイツをほっとける訳がない

強引にいかなきゃ、また俺たちから逃げるだろ？..A、





＿＿ ガチャ



「..おみ、おみ」

臣「来ちゃった」

「来ちゃっ、たって..(苦笑)」






ゆっくりと開いた扉の向こうには
辛そうな顔をしたAがいて

山田さんの言ってた通り、声は掠れて震えてた


まるで、何かに脅えるかのように






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