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You Side



HI「..どういうことだ、A」

隆「どういうことだって言われても、Aは被害者なんです。麗花がAに暴言や暴力したり、変な噂流してたりしてたんです。だからAはッ!」

HI「..隆二には聞いてない、A。説明してくれ」

「..っ!」



横浜でのライブも終わり
事務所の会議室に行けば、HIROさんと麗花が居て

麗花は大粒の涙をボロボロと流していた。



隆「だーからッ!」

「..りゅーくん、いいから」

隆「っでも!」



りゅーくんと居酒屋に居たとき
HIROさんから連絡がかかってきた

何かと思えば、HIROさんにいきなり怒鳴られて
怒鳴られたことなんて初めてだったから、頭が真っ白になった



隆「..んだよ、全然話になんねぇ」

「...」



会議室に来い、と言われた日
唯一状況を知ってるりゅーくんが
一緒に会議室についてきてくれて。

麗花のこと、いじめてなんかないと言っても
HIROさんは頑なに、私のこと信じてくれない



一番信じてくれてた、と思ってた人に
いとも簡単に裏切られた気がして
絶望感で涙さえも出て来なかった




隆「HIROさんは、Aのこと信じてないんすか」

HI「じゃあ隆二は、麗花のこと信じてないのか?」

隆「..ッんだよ」

HI「そもそもお前らも麗花のこと、睨んでたり無視してたらしいじゃないか」

「..っ」

隆「それは麗花がAのこと..」

麗花「HIROさん!もう、もういいんです..」

HI「..麗花」

麗花「私が、私がこの事務所にいるのが..悪いんです」

隆「..は?んだよ、マジで!」

麗花「..三代目のみなさんも、GENEの一部のメンバーも。信じてくれないなら..この事務所辞めるしないって..」




HI「..これは全体で会議開くしかないな」


__パンッ!!!



隆「ちょっと!待ってください!..って、え?」

HI「A、お前..っ」

麗花「いった、い..っ」



りゅーくんが話し出そうとした瞬間
自然と私の足は麗花の元に向かっていて


いつの間にか麗花をビンタしてた




「..だったら、だったら私が事務所辞めます!!!」

HI「おい、待てA!!」

隆「A!!」




辛かった

何よりも昔からずっと可愛がってくれてたHIROさんに
信じてもらえなかったことが一番辛かった




走って会議室から出ようとした時

少し笑った麗花を見て、もう無理だなって



仲良くなれる、また昔みたいに笑い合えるって思ったのに


麗花、もう貴方が分からない






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ユキト(プロフ) - 涙なしには読めなかったです笑 (2022年8月20日 9時) (レス) @page28 id: 08a263e11b (このIDを非表示/違反報告)
ここね(プロフ) - 一気に読んでしまいました!次の更新待ってます(^o^)!! (2018年9月14日 2時) (レス) id: 87c01bb801 (このIDを非表示/違反報告)
ほっぺ(プロフ) - はじめまして!一気に読んでしまいました(^^)続きが凄い楽しみです!更新待ってます! (2018年3月11日 20時) (レス) id: 859cf3d3e3 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 更新待ってます!! (2018年1月27日 1時) (レス) id: cb91b08a40 (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - 一気に読んでしまったので続きが気になります!!!!!!更新頑張ってください! (2018年1月21日 10時) (レス) id: b26efa44e0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:riechun | 作成日時:2015年9月8日 23時

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