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「な、なんですか..？」
あのさ、A..なんて言いながら
真剣な目つきでこっちを向く岩田さん
その目から目を離すことが出来なくて
拳をぎゅっと握りながら次の言葉を待つ
岩「まず！今日から俺のことは前みたいに、たかのりと呼んで下さい」
「..へ？」
岩「そして敬語は一切禁止です」
「ど、どうして..」
岩田さんから出た言葉に
ぎゅっと握っていた拳が、少し緩んだ
岩「あと！これはとても大切なこと、なんだけど」
「...」
岩「俺は、麗花がAに何をしてるか。全部知ってる」
「..え」
玲「..岩さん」
健「...」
岩「コネで入ったってのも嘘、暴言吐いたり暴力振るってるのはAじゃなくて麗花の方だって、全部分かってる」
「..っ！」
次々と降りかかってくる言葉に
何も言えずただただ目に涙が溜まるばかり
岩「..知っててずっと無視してたこと、最近ずっと曖昧なままAに接してたこと。全部謝る、ほんと..ごめんなさい」
「..あ、あの」
岩「ずっとAのこと傷付けてた、訳もわかんない噂信じて周りの目ばっかり気にして。Aの歌声が前みたいに聞けなくなったのも、笑顔が無くなっちゃったのも自分のせいだって思ってる」
「そ、そんな..っ」
岩「ごめん..本当にっごめ、ん..っ」
私の目から涙が落ちれば
岩田さんの目からも大粒の涙が落ちた
ごめん、ごめんって連呼する岩田さんを
ただただ眺めるしかなかった
岩「どれだけ謝っても..許されないことだって分かってるっ、でも！」
「..っ！」
岩「俺も..健二郎さんもっAの味方だってこと、忘れないで..っ俺も健二郎さんもAのことすっげぇ大切に思ってんのっ」
健「..岩ちゃん」
岩「だから、もっと頼って..Aっ！」
「た、たかのり..」
健「..岩ちゃんの言う通りや、俺らにもっと頼って欲しい。麗花に何か言われた時だって、いつもAは１人で溜め込もうとする」
「けんじろ..」
健「俺らに冷たくしてたのも、何か理由があったからやろ？なぁもう無理せんでええねん、１人で溜め込む必要なんてないやん、俺ら仲間やで」
「..っ！なか、ま」
岩「おいで、A」
「..た、たかのりっ！」
おいで、と私に向けて両手を広げてくれた剛典に
思いっきり抱きつく
剛典からは懐かしい匂いがして
更に涙が止まらなくなった
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みかん - LDHは、愛と夢と幸せの３つですよ！ (2017年3月27日 22時) (
レス) id: 7645bdf117 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりあ(プロフ) - とても、おもしろいです！！更新GUN張ってください！ (2015年9月8日 20時) (レス) id: a21e9a82d1 (このIDを非表示/違反報告)
岩田☆ペンギン(プロフ) - HIROさん使った！？ユナ最低。続き楽しみです！！ (2015年9月7日 22時) (レス) id: e0fe541662 (このIDを非表示/違反報告)
優子 - 読みました。続きが気になります。 (2015年9月7日 14時) (レス) id: 059e629431 (このIDを非表示/違反報告)
海空(プロフ) - 本当にこのお話大好きです！！毎日更新楽しみに待ってます！笑これからも更新頑張ってください！！ (2015年9月7日 13時) (レス) id: 3bba2aec34 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：riechun | 作成日時：2015年8月23日 19時
