My Dream 2

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健二郎 Side



岩「な、何言ってんすか〜健二郎さん！」

健「え..あ、すまん」

岩「俺ら８人で三代目、ですよ」

健「..ん、分かってる」




岩ちゃんから聞いた言葉、頭が真っ白になった

ソロ活動、なんて

そんなこと考えてもなかったから




岩「..ソロ活動ってなったら、やっぱり脱退になるんですかね」

健「..どうやろ」

岩「本当に脱退ってなったら..どうしよう」

健「..大丈夫やろ、きっと」




大丈夫なんて保証はないのに
目の前で泣きそうになってる岩ちゃんを見たら
そう答えるしかなくって。

でも俺はええと思ってる
ソロ活動しても、しなくても
それがAにとってプラスになって
もっともっとAが飛躍できるならそれで。

..まぁそれも、今の混乱してる自分を抑えるための
精一杯の言葉なんやけど




岩「健二郎さん！！！」

健「わ！ちょっ！なんや！」

岩「もうAに何言われても、無視されても、素っ気ない態度取られてもなんでもいいっす！俺やっぱり全員で笑顔であの頃みたいに踊りたい」

健「..おん」

岩「それでみんなで同じ夢目指して、進んでいきたいっす。だから..俺諦めないです、８人で..三代目だから」

健「..そやな」

岩「あー健二郎さーん！！」

健「ちょっ！分かったから、分かったから離れろって！」




健二郎さん、と言いながら
いきなり抱きついてきた岩ちゃん

なんやかんや、最年少の岩ちゃんが
一番自分を持ってて、しっかりしてるんやな



ソロ活動するなら、それでもいい
なんて少しでも考えた自分がアホやと思った

岩ちゃんの言う通り

三代目は８人で三代目やねん
１人でもかけたら、絶対にあかん



麗花のことも、そろそろちゃんとさせないと

期限決めて、なんてやってる場合ちゃう



その間にAは、ほんまに俺らの元から
離れてってしまうかもしれない





岩「よし！健二郎さん！今からAの家行きましょう！」

健「はぁー？今から！？」

岩「思い立ったら即行動、でしょ？」

健「いや、まぁそうやけど..」

岩「Aの好きなケーキも買って行きましょうよ！確かあそこの..」

健「..(笑)」




ありがとう、岩ちゃん

まさか年下に救われるなんてな(笑)




岩「はやくー！健二郎さん！」

健「あーもう、待てや！こういう時だけなんで早いねん、岩ちゃん」

岩「早くAに会いたいからですー！」




健「..ったく(笑)」







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