My Dream 2

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剛典 Side



俺は、分かんないっす



いつの間にか噂が広がって、それを信じて
そしたら次はまた違う噂が出て、それをまた信じて

ぶっちゃけ噂だけに踊らされてる自分達に
うんざりしてるっていうか、何やってんだろうって

本業はボーカルとパフォーマンスの俺たちなのに
噂が..とか、暴力や暴言が..とか言って練習も疎かにして
なんでそんなことやり合ってんのかな〜なんて。



隆「..岩ちゃん、でも岩ちゃんも麗花のこと信じてたからAに酷いこと言ったりしてたんだろ！？」

NT「コラ隆二、落ち着いて」

隆「何、自分は最初からそんなんバカらしく思ってました〜みたいな言い方すんだよ！！！」

健「..隆二、ちゃんと最後まで話聞けや」




隆二さんの言う通りっすよ

結局なんだかんだ俺は、１人で何かをする勇気が無くて。
周りに嫌われるのが怖くて、ハブられるのが怖くて
流れに身を任せるように、噂を信じたんです


でもさっき誰かも言ってたけど
やっぱり噂って怖いんすよね

信じれば信じるほど、本当のことに思えてきて歯止めが効かなくなる



＿＿岩田さ、ん

＿＿＿なんだよ、なんか用？



会う度に、強く当たることしか出来なくて
強く当たる度に周りの様子を伺う

周りばっかり気にする自分に
毎日イライラしてました、朝から晩まで。




＿＿岩ちゃん、私ね..っ

＿＿＿なに？麗花、またAのこと？




たぶん俺は、誰よりも麗花から
Aのこと相談されてたかもしれないです

昨日はAにこう言われた、とか
この間はすれ違いざまに消えろって言われたとか

会う度に麗花から、泣きながら話されて。





岩「..だからもうっ頭、混乱してて..っ」

隆「..岩ちゃん」

臣「..岩ちゃんがいつも麗花に呼ばれてたのは、そういうことだったのか」

岩「でも！..なんか話したらスッキリしました」

健「..ほーか」

岩「みんなのAに対する想い聞いたら、自分も..自分も素直になろうって。そう思いました」





EL「..そんなに早く考え方って変えれるもの？」

NK「..ELLY」

EL「そんなに麗花が悪いって、すぐに決めつけれるの？」






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