My Dream

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NAOTO Side



NT「..とりあえず、自主練にしよっか。各自練習して」

「「..はい」」



さっきまで健二郎が怒鳴ってたスタジオは
びっくりするほど静かになって
GENERATIONSはまだビクビクとしてるし
俺らメンバーも、あんなに怒った健二郎を見たことが無かったから
誰一人何も言えずにいた



岩「..とりあえず椅子、片付けません？」

NT「..あーそうだね」



岩ちゃんとバラバラに散らばったパイプ椅子を戻しながら
ふとあの子を見ると、涙を流していて

いや、泣くのは違うだろ

なんて昔は言えたはずなのに、今は言えなくて



NK「..NAOTOさん、後でHIROさんがリーダーは集合って」

NT「..ん、分かった」



健二郎と一緒に練習を見てたけど
バラバラで振りも間違えてるところが多くて
正直見てられないほどのパフォーマンスで。

どうやってそれを伝えようか、なんて考えてる内に
隣に座ってた健二郎が立ち上がって怒鳴りだして。

さすがに椅子を蹴るのはやり過ぎだと思って必死に止めたけど
健二郎の言い分は何ひとつとして間違ってなくて
リーダーとして何もできなかった自分に苛立った。





NT.NK「失礼します」


NAOKIと一緒にHIROさんのいる部屋へ向かえば
そこには少し険しそうな顔をしたHIROさんと
マツさんが居た。



HI「ごめんね？呼び出して、そこ座って」

NT「..はい」

NK「失礼します」

HI「とりあえず何で呼んだかは分かってると思うけど..」




きっとスタッフさんが報告したんだろうな

HIROさんの手元にはツアーに向けての
今後のスケジュールが書いたものがあって
隣にいたマツさんも同じものを持ってた



HI「..ぶっちゃけどうだ？最近」

NT「ええっと..」

NK「正直言うとちょっとバラバラです、ツアーに向けての意識が特に」

HI「ん〜そっか、NAOTOは？どう思ってる？」

NT「そう、ですね。俺も同じく..」



最近どうだ、なんて言われて
NAOKIみたいにすぐ答えられなくって
確かにバラバラだって分かってるのに
何故だか素直に言えなくて

でもその理由もなんとなく分かってる

きっとそのバラバラの原因の中に、確実に自分も混ざってるから






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