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「..あの、とっ登坂さん」
臣「..うっせえ。少し腫れてんな、湿布すんぞ」
あのままAの肩を抱きながら連れて来たのは医務室
ちょうど先生は不在で、とりあえず椅子に座らせてアイツの足を見た
相当酷く踏まれたんだろうな
足は赤く腫れていて、ちょうどシューズを履いてなかったからか
足には薄く、靴底の跡が残ってた。
「..あ、ありがとうございます」
臣「..ん」
「と、登坂さん..あの、なんで」
臣「...」
「おっおみおみ..」
臣「..え?」
「え?い、いやっなんでもないです!」
久しぶりに聞いた、アイツからの呼び方
なんか胸が熱くなって、鼻の奥がツーンとした
そういえば、昔も訳わかんねえ呼び方で呼ばれてたなって
___おみおみ!おみおみお!おみりんりん!
__っんだよ、それ(笑)
___おみおみって呼んでいいの、私だけ!
__はいはい(笑)わかったよ!
Aがボーカルで入る、と聞いたのはオーディションに受かった後で
ずっと隆二と2人でボーカルやるんだ!って思ってたから
女のアイツが入ることに良い気は全くしなくて
「〜♫〜〜♩〜」
臣「っ!」
でも初めてAの歌声を聴いたとき、鳥肌がたったの今でも覚えてる
透き通った声に、心にスッと入ってくる歌詞
無意識の内に涙が溢れてて。
「とととと登坂さん!あああああの!」
臣「(..コイツなんなの(笑)」
「いいい一緒に練習来てくださいっ!」
最初はどう接していいかも分からなかったし
周りにチヤホヤされるアイツがなんだか気に入らなくて避けてた
だけど日が経つ内にAといるのが楽しくなって
気付けば隣にAがいないことに寂しささえ感じるようになってた
「私の夢は、みんなと有名になることなの!」
臣「なにそれ(笑)有名になること?」
「そう!みんなが自信持って三代目J Soul Brothersですって言えるような!だから超ヒット曲出すの!それでそれでドームツアーもして!スタジアムでもライブする!」
臣「..それ、やべーな!じゃあ俺の夢もみんなと有名になることにしとこ」
「夢一緒になったね!おみおみ!がんばろうね!」
ある日Aが語ってくれた夢
アイツの想いがデカくて、ああそんな風に三代目のこと想ってたんだなって。
その夢を聞いた時から、俺も必死に頑張った
俺もAと同じ夢を持ったから
その夢を叶えたいって強く思ったから
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ゆう(プロフ) - 昔からのEXILEが好きなのでよければ俊ちゃんだしてほしいです! (2015年8月21日 20時) (レス) id: fe1bca7d31 (このIDを非表示/違反報告)
紅衣(プロフ) - けんじろホントイケメン。!続きがたのしみです! (2015年8月21日 13時) (レス) id: 30fe02b8a1 (このIDを非表示/違反報告)
朱音 - とっても大好きです、このお話!応援しています、更新頑張って下さい! (2015年8月21日 0時) (レス) id: c59841f5a1 (このIDを非表示/違反報告)
riechun(プロフ) - あやきさん» あ、私もなんかスッキリしました(笑)コメントありがとうございます(^O^)更新がんばりますねー! (2015年8月20日 21時) (レス) id: 3d05ad9db9 (このIDを非表示/違反報告)
riechun(プロフ) - なつきさん» ありがとうございます!続編も楽しみにしてていただけるとありがたいです* (2015年8月20日 21時) (レス) id: 3d05ad9db9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:riechun | 作成日時:2015年8月10日 19時