生意気な後輩。【小川智大】

好きになりたくない ページ16

小川side
「べ、別に何にも思わないっスよ！」

絶対智さんイジってきてるだろ！
だってあんなニヤニヤしてるんだから！

「えー？Aちゃんと仲良いし、いい感じだと思ったんだけどなー」

関さんが俺を見ながらニヤニヤしつつ言う。
この人もイジってきてるでしょ！！

「それなー！俺Aちゃん狙おうかなー」

智さんが俺をからかうように言う。

「どうなの、小川？」

「…………











嫌い、じゃないね、」


勇気を振り絞って言った一言だ。

「そっかー！頑張れよ小川！」

「応援してるぞー！」

智さんに続き、関さんが言う。

まあ、いい先輩だとは思う。

「でも小川、素直にならねえと嫌われるぞ？」

「わ、分かってる！智さん！」

俺は、Aさんのことが苦手だった。
なぜなら、龍神nipponに来るマネージャーは俺ら、男目当てで、仕事なんて放棄してたのに

Aさんは真面目にやってて驚いた。

そんなAさんも、最初はみんなに冷徹な態度だったから苦手だったけどある日、ある一面を見てからは

いじり甲斐があるな、って思っていじってる

でも









絶対Aさんを好きなんかならない！

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