生意気な後輩。【小川智大】

やっぱ嫌い ページ12

ドキドキが止まらないまま、私達は歩き出す

急にこんなことされてドキドキしない人なんているの？

バナナを入れている袋を更に強く握った。

そして、チラッと小川くんを見ると


「あれ？なんか顔赤くない？」

ニヤニヤしながら聞いてきた


あ、コイツ私のことバカにしてんな
って思った瞬間、ドキドキした自分がバカらしくて、悔しかった。

やっぱ小川ムカツクわ。

「やっぱ、好きな人いないと思ってたんだよね〜！女っ気ないし！w」

はぁ〜〜？！

なんなのコイツ？！私年上だよね？！

あのドキドキしていた感情は今消え去った。

なんでコイツあんなファン多いの？！

こんなクソガキなかなか見つかんないよ？！

そしてまた、鬼ごっこが始まった。




「小川くんﾊｧ……覚えときなさいよﾊｧ……」

「バテすぎwww」

ようやく、帰れたがまたもや追いつけなかった。悔しい

涼しい顔でこっちを嘲笑ってくる小川。
それに対して、めちゃくちゃ睨む私。

そんな状況を見た智さんが、
「え？お前ら何してんの？」と聞いてきた。

「智さん！聞いて下さい！小川くんがいじめてくるんですよ！」

「トモまたやってんの？トモ、そんなことしてたら嫌われるぞ」

「智さん、余計なこと言わないで！」

意味が分からなかったが、すぐに西田くんにバナナを渡し、私の最悪な夜は終わった。





更新出来てなくてすみません！体調が優れない日が多々ありまして……これからは、更新頑張ります！

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