嫌な気持ち ページ11
コンビニからの帰り道、街灯が照らされている夜道を私達はトコトコ歩く。
__沈黙が流れる
でも、不思議と気まずくはない。
すると、突然車が私達の後ろからやって来た。私は車道側を歩いていたため、少し避けようとしたとき
グイッ、
誰かに腕を引っ張られた。
……小川だ
気付くと、小川が車道側になっていた。
場所が交代されたんだ。
後ろを走っていた車が去っていく。
ドクッ…
ドクッ…
ドクッ…
男性経験がほぼなかった私にとっては、小川でも、無性に嬉しかった。
でも、心臓の音が鳴り止まなかった。
その心臓の音と共に
「……アンタはさ、好きな人、とか、いたりすんの?」
小川の声が聞こえた。
そんなことを聞いてくるなんて何か意図があるのだろうかと思う余裕もなく、
「い、ないよ、」と答えた。
「…そっか、」
__私は、心臓がドクッと跳ねた気がした。
どこか嬉しそうで、悲しそうな顔。
そういや小川ってよく見るとイケメンだなーなんて思っていた。
__性格が良ければ、好きになってたかもなのに、
_ハッ、としたコイツなんて好きになるわけないのに。
ちょっとイケてたからっていう理由で好きになってたなんて、あるわけないわよ、
自分の頭の中でなにもかもを解決した。
でも、まだ、心臓の音が鳴り止まないのはなんでだろう
あぁ、なんか嫌だな、この気持ち
367人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ハミ(プロフ) - この作品本当に大好きです🫶🫶🫶更新待ってます!! (2月22日 9時) (レス) id: 4483766acc (このIDを非表示/違反報告)
いちごタルト(プロフ) - わこさん» ありがとうございます…!大好きだなんて、言葉頂けて光栄です✨更新頑張るので、これからもお願いします! (11月16日 21時) (レス) id: ff64dcc677 (このIDを非表示/違反報告)
わこ(プロフ) - お話めちゃくちゃ大好きです🫶🏻大変だと思いますが更新楽しみにしております (11月16日 21時) (レス) id: c741aed6aa (このIDを非表示/違反報告)
いちごタルト(プロフ) - 卯月さん» ありがとうございます…🥺お優しい言葉を……更新頑張ります! (11月3日 17時) (レス) id: ff64dcc677 (このIDを非表示/違反報告)
卯月(プロフ) - 更新お疲れ様です✨️楽しみに待っています😊 (11月3日 13時) (レス) @page12 id: c29c855541 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:いちごタルト x他1人 | 作成日時:2023年10月19日 21時