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「 っはあーーー。 足痛い … 」
家に帰って手早く浴衣を脱いで
ベッドにドサッと倒れ込む。
なんとも言えない開放感が私を包む。
あの後、何だかんだで優太と花火を見たけど
そりゃまともに見れるはずもなかった。
綺麗だったけど。
「 ……… ほんとに、綺麗だったな ｣
永瀬廉の隣にいた女の人。
淡い水色の浴衣が似合う綺麗なお姉さん。
きっと私よりも年上なんだろうな。
「 最悪 … 」
やっぱり、彼女がいてもいいなんて
そんな綺麗事言ってられない。
嫌に、決まってるじゃん。
もうこうなったら真依に言ってやろう。
そんで新しい恋でも探したらいいんじゃない？
せっかくの青春、あんな男に捧げてたまるか。
と、携帯をみると20件の通知。
しかも全て真依だった。
「 ………っえ！？ 」
それは平野くんと祭りには行ったけど、
会話の流れで平野くんには好きな人がいるということを知らされたらしい。
… お互い、残念だね。
『 A〜！！！ 』
「 っわ、うるさ 」
『 もう … っ、やだやだやだ！最悪！
てか好きな人いるのになんで私を誘ったのー！ 』
それから鼓膜が裂けるのではないかというくらいの
声量で真依はグチグチグチグチ。
「 あーーーはい！わかったから！ 」
私が止めてやっと真依は落ち着いたみたい。
『 …Aは？優太となんかあった？ 』
「 … んー … 特に何もなかったかな 」
こんな泣いてる真依に言えるか。
永瀬廉の彼女みちゃったよ！綺麗だった！なんて。
『 …………… はあ 。
もう私どうしたらいいのかな 』
そもそも、私に新しい恋なんか無理に決まってる。
好きになろうとして好きになれるなら、こんなに苦労してないし。
嫌いになろうとして嫌いになれるなら、今すぐ嫌いになってやりたいもん。
「 私ら、二人揃って失恋とか笑えないね 」
『 いやいや、Aは可能性あるじゃん 』
「 ないって 」
ないよ。ないんだよ。
可能性なんか、ちっとも見当たらない。
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しおり(プロフ) - 今更読みまして！！感動しました！主人公ちゃんと永瀬が結ばれたので、わいは平野とあんなちゃん？の娘か息子になろうと思います！それで、優太くんの娘か息子と結婚します！ (2021年1月12日 16時) (
レス) id: 54ab854a1d (このIDを非表示/違反報告)
真子(プロフ) - 更新待ち続けてます！ (2018年4月20日 16時) (レス) id: 260ba75c47 (このIDを非表示/違反報告)
ａｏ★ - すごくきゅんきゅんします!これからも、応援してます！更新頑張ってください！ (2018年4月7日 20時) (レス) id: c77dac933d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Mona | 作成日時：2017年8月4日 22時
