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「 ゆーたー！ねえ、まだ寝てるの？ 」
「 寝て、ないよ？ 」
「 うそ！だって目が半分しかあいてない 」
ちっさい頃、私の記憶は優太一色。
毎日毎日 日が暮れるまで遊んで
そのままお泊まりとか、それが私の普通だった。
「 A、こんなの好きなの？ 」
「 うん。カッコいいでしょ！ 」
その時、私がハマっていたアニメの王子様がいて。
今見たら全然かっこよくないし、逆に変だし。
なんで好きだったのか思い出せないけど、
それを優太は「 カッコイイな！ 」って言ってくれた。
あれも優太の優しさだったんだな、って。
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「 は、おま、お前、なんて … 」
私が永瀬廉のことを好きだと言ったら
優太の顔はみたことないくらい引きつって。
まあね、告ってすぐその人の好きな人知らされるとか最悪よね。
その最悪を私はしてる訳だ。
なんて女なんだろう。
「 今言ったでしょ、じゃおやすみ 」
「 いやいやいやいや！ぜんっぜん意味わかんねえから 」
じゃああの時も … とかブツブツ優太は言ってた。
そんなに傷ついてはいない …… ？
私がわざとらしくベッドに潜って
寝たふりをしたから優太は渋々帰ろうとした。
「 優太、ありがとう 」
私の部屋のドアノブに手をかけた優太の背中に
そうつぶやいた。
ありがとう。それだけは言いたくて
でも実際に口にするとすごく照れくさかった。
「 そんなの言われたら俺諦めねえんだけど ｣
「 え、 」
「 ………………………… ってのはうそ！！
じゃーな、おやすみなさい、俺のお姫様 」
ガチャとドアの閉まる音が部屋に響いた。
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しおり(プロフ) - 今更読みまして！！感動しました！主人公ちゃんと永瀬が結ばれたので、わいは平野とあんなちゃん？の娘か息子になろうと思います！それで、優太くんの娘か息子と結婚します！ (2021年1月12日 16時) (
レス) id: 54ab854a1d (このIDを非表示/違反報告)
真子(プロフ) - 更新待ち続けてます！ (2018年4月20日 16時) (レス) id: 260ba75c47 (このIDを非表示/違反報告)
ａｏ★ - すごくきゅんきゅんします!これからも、応援してます！更新頑張ってください！ (2018年4月7日 20時) (レス) id: c77dac933d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Mona | 作成日時：2017年8月4日 22時
