嫌いな永瀬に恋をした

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恐る恐る振り返る。


この場から逃げさりたい。今すぐに。





「 全部声に漏れてたで？丸聞こえ 」



その永瀬廉の表情は笑ってるのに目が死んでる。



完全に怒ってるじゃん…終わった…





「 いえ、なにも言ってません。失礼します…っわ 」



ささっ、と逃げようとした私の手首を掴んで
グイッと自分のほうに引っ張る永瀬廉。




「 なんか見たことある顔やな 」



そりゃそうですよ。

あなたにブスって言われたやつですけど何か？



永瀬廉は私のことなんか覚えてないみたいで
まあ、ええわ なんて呟いて私の手首を離した。




「 同じ学年やろ？ 」


「 さあ 」


「 5組 」




…なんでこいつ私のクラス知ってるの？



頭がごちゃごちゃになってる。




「 さようなら！ ｣



結局炭酸買えなかったし。

永瀬廉のせいで買えなかったし。









そういや、永瀬廉いい匂いしたな。男のくせに。


近くでみたらすごい顔整ってた。


髪だって傷んでなかったし。








「 あーーーもう！ 」





やたらドキドキする鼓動を抑えながら
教室に走った。





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4位という順位ありがとうございます；＿；

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