嫌いな永瀬に恋をした

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謎が多すぎる。


永瀬廉の連絡先から平野くんのあの態度も。







「 …んあーーーーーー 」


「 うっるせーわ 」


「 いや意味わからないもん 」


「 お前が意味わからねえからな 」




今日は委員会。

同じ図書委員の私と優太は本の整理(雑用)を頼まれていまここにいる。




「 ほんと、なんなの 」


「 さあなー。てか手え動かせよ 」


「 優太うるさい、だまって 」


「 … 」





私は頭がいっぱいなの！
アイツと、アイツのせいでね！！




「 ねえ優太、 」


「 …… 」


「 しゃべっていいよ 」


「 …なに 」



素直かよって心の中で突っ込んで優太に質問した。



「 もしさ、可愛くて学年1人気の女の子から連絡先受け取ったらどうする？ 」


「 え、急だな 」


「 しかも強引に連絡先を追加されたの。あ、可愛い子ね！ 」


「 んーー、タイプだったらいいんじゃねえの？
てかそんなの気にしねえかな 」


ノリだろーって言いながら
優太は奥の棚の整頓を始めた。






ノリ、か。





そうだ。なにそんな重く受け取ってるの私。


こんなの、ほっておげはいいってこと！！






「 ありがとう優太！めっちゃ楽になった！ 」


「 は？なにそれ(笑) 」





そう言ってははって、優太は笑う。


落ち着くんだ、この笑顔と声。







「 …あっ 」





まだ1個あった。





平野くん。




いや流石に優太に「初対面の女の子が隣で寝てたらどうする？」なんて聞けないよね。





悩んでる私に優太は ？ って顔をしてるけど
これは聞いてもどうにもならないからいいや。






「 失礼しまーす…って、藤原Aや 」







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