▽ ページ41
少しお酒を嗜みながら、照史くんは私の話に…いや、愚痴に耳を傾けてくれた
｢でね！？アイツ、すっごいよそよそしくてね！？どうしたの？って
…優しくだよ！？やさーしく聞いてあげたらなんて言ったと思う！？｣
｢なんて言ったん？｣
そうおつまみを摘みながら、相槌を挟んでくれる照史くんに 愚痴がヒートアップする
｢”うっさいなぁ、なんでもない”だってぇ！
明らかに変なのに何言ってんだよクソが、って思ってちょっと問い詰めたのよ！！｣
｢ほうほう｣
｢そしたらね！？
”なんやねん！別に普通やろ！何をそんなに聞いてんねん、可愛くないなぁ”って…｣
思い出しただけで腹ただしい。あの時のアイツの顔は憎たらしいったらありゃしない
せっかく心配してやったのに、可愛くないと言われてぶちギレたのは別に悪くないと思う
まず、なんかソワソワしてる方が悪い
｢どーーーせ、可愛くねぇよクソッタレめ！！ああー！イライラする！｣
｢大丈夫、Aちゃんは可愛ええよ｣
｢うぅ…ありがとぉ……｣
お世辞でも嬉しいよ、と伝えれば照史くんに苦笑いされる。そういえば、最後にアイツに可愛いとは言われたの いつだっけ
待って、そもそも言われたことあるか？なくね？
なんでアイツと付き合ってるんだろ
そもそも、なんでアイツを好きになったんだっけ
どうして、告白したんだっけ
考えれば考えるほど、よく分からなくなる。ボソッと しんどいなぁ…と呟けば 照史くんが机に突っ伏している私の頭を撫でながら話しかけてきた
｢…なぁ、Aちゃん｣
｢んー…？｣
｢Aちゃんは、淳太くんのこと好きなんやろ｣
｢……んー、どうだろ。わかんない｣
｢えっ｣
私の発言に、私の頭を撫でる手を止める照史くん。私はそれを機になんだが重く感じる身体をゆっくり持ち上げる
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 35人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
うみ(プロフ) - ∞JW関ジュ担さん» お返事遅れてしまって申し訳ありません！丈くんで幼なじみですね、了解しました！！今日か明日までにあげさせて頂きますので、気長に待っていて下さい！ (2019年3月22日 12時) (
レス) id: 611045b9d7 (このIDを非表示/違反報告)
∞JW関ジュ担 - リクエストいいですか？丈くんの幼なじみみたいです！お手数掛けますがよろしくお願いします！ (2019年3月19日 21時) (レス) id: 77871d3cd2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：うみ | 作成日時：2019年1月15日 1時
