事後ｰN.ryoｰ ページ28
｢……ん｣
頭がボヤっとしているのを感じながら、朝であることをなんとなく窓から入る木漏れ日で察する
今の時間を確認するため、布団から いつもスマホを置いているところに手を伸ばす
｢…あれ？｣
だが、スマホには手は届かず 何を掴めない。スマホが掴めないならまだしも、ベッドの近くにおいてある机にも触れられないとはどういうことだ？
普段とは違う違和感に気づき 上半身を起こす
｢痛…ッ｣
起き上がろうとすれば、突然腰が激痛に襲われる。この感覚になるのはあまりにも久しぶりで、前にこの激痛に襲われた行動は、勿論覚えている
そういえば、ここ私の部屋じゃない
覚醒し始めた頭を押さえながら、周りを見渡す。見覚えのない部屋にはギターなどの私の部屋にはないものばかりが並んでいた
知り合いにこういうのが好きな人は、心当たりがたった一人だけいた。
｢あ、起きた？｣
ガチャ、と音を立て シンプルなデザインのドアが開く。
その声がする方を向けば、先程頭に浮かんでいた人物が片手にペットボトルを持っていた
｢…りょ、りょーちゃん…？｣
｢取り敢えず水飲み、腰平気か？｣
亮ちゃんは半裸、私は完全に衣服を身につけていない。どう考えてもそういうことで、なんなら割と昨日の記憶がある
亮ちゃんはベッドでほぼ放心状態の私に近寄って水を渡してくれる。急いで近くにあったブランケットで体を隠しつつ、水を受けとり 返事をする
｢ありがと…腰は、うん、ま、まぁ平気…｣
そっか、と安心したような表情の亮ちゃんは、普段の亮ちゃんの面影を残しつつ 確実に世でいう色気というものがあった
こんな亮ちゃん知らない…、と思いたかったが 昨日の夜での出来事を思い出すと まだ全然マシなほうだとなってしまう
昨日の夜から今現在までの出来事が濃すぎる。まだ処理しきれていない頭で、取り敢えず 最終確認をしようと亮ちゃんに声をかける
｢…あの、亮ちゃん｣
｢既成事実ってやつやな｣
なに難しい言葉使ってるの？といつもなら馬鹿にしていたが、その通り過ぎてぐうの音も出ない
そして、昨日の出来事は私の記憶違いではないこともわかり。現実を突きつけられる
｢……だね｣
｢どうする？｣
｢どうするって、なにを？｣
さり気なく 私の隣に入り込み、少し体を密着させてくる。一瞬ビビったが もうどうにでもなれという気持ちがあり 特に抵抗はしないでおいた
｢うーん、そやなぁ…｣
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うみ(プロフ) - ∞JW関ジュ担さん» お返事遅れてしまって申し訳ありません！丈くんで幼なじみですね、了解しました！！今日か明日までにあげさせて頂きますので、気長に待っていて下さい！ (2019年3月22日 12時) (
レス) id: 611045b9d7 (このIDを非表示/違反報告)
∞JW関ジュ担 - リクエストいいですか？丈くんの幼なじみみたいです！お手数掛けますがよろしくお願いします！ (2019年3月19日 21時) (レス) id: 77871d3cd2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うみ | 作成日時：2019年1月15日 1時
