塩彼女と俺

呼び出し ページ43

Aside





"SUGAが女優のイ・レユと熱愛か！"







そのニュースを聞いた時、頭が真っ白になるとはこういうことか…と思った







A「………ははっバカバカしい。」








誰もいないリビングで、誰も居ないのに強がって








A「嘘に決まってるじゃんね〜…」







言葉ではそんな強気なことを言うけど実際私の手元にある食器はカタカタと音を立てて震えている








A「………ダメダメ。」








スっとスマホを手に取ってユンギオッパに連絡をしてしまいそうになる手を必死で止める。








A「もう…繰り返さないから。」








ユンギオッパに、全てを受け止めると言われたあの日。
本当に嬉しかったし心が楽になったのも事実。







けど、私が過去に酷い裏切られ方をしたのも事実であって消えない傷となっている。








もちろんユンギオッパの事は大好きだし毎日愛していると伝えたい。







けどそれでまた私の手から零れ落ちて言ってしまうのが…言葉では表せない程に怖い。








だからこうして、誰も居ない場所であっても感情を必死に隠そうと努力する。







A「…………切り替えよ」







いつもなら履かないスカートなんかを履いて仕事に向かった








その途中、ユナやサナからの沢山のメッセージに気付かないふりをしながら出勤した私を2人は許してくれるだろうか

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