鬼魅永遠に「YG」 (ページ6)

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「…はぁ、はぁっ…！！！！！」

「夢…」

ここ2.3日で何度もこの夢を見た

「もう、嫌だ……」

布団を頭まで被って両耳を塞いでもあの日のお母様の声色や表情が蘇ってきて怖くてたまらない

あの日から1ヶ月、ほとんどユンギと毎日一緒に過ごして気持ちの整理を付けていたはずなのに

ユンギから離れてしまった直後この有様だ。

でも、彼はきっと私以外でも幸せになれるしお母様の言う通り韓国国籍の方と結婚する方がきっといいだろう。

「うそ…あと3時間しかないんだ…」

私が韓国を飛び立つまで後3時間。震える足でなんとか立ち上がり最後の準備をする。

最後の最後までパッキングすることも処分することも出来なかったユンギとの思い出の品々

「捨てられるわけないじゃんね…笑」

自傷気味に笑った自身の声は驚くほど乾いていてまるで、現実を突き刺されているようだった。

弱虫な私はもう、貴方に会いたい。