鬼魅永遠に「YG」 (ページ13)

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気づけば夕飯もろくに摂らずぼーっとしていた

「私、何してたんだっけ」

先程まで、心の中がぐちゃぐちゃだったのがまるで嘘みたいに綺麗さっぱりしていて

でも明らかにやる気や生気が無くなったのは自分でも分かっている

ただ大人に言われたことを淡々とそつ無くこなす小学生同様までに引き下がった、そんな気分

「ユンギに送らなきゃ」

Aユンギ、ごめん。新しい人と幸せになる事を祈ってるから。

淡々とした素っ気のない文章だけれど、1度自分の心を見失ってしまったらこれ以外なにも打てなくなっていた

本当は沢山言いたいことがあったのに、もう何も分からない

最後くらい愛してるよと伝えたかったはずなのに、もう自信を持って言えない

そして、彼からの通知を見ることはもう二度とない。

ただ外の景色を眺めて、夜風に触れて冷たくなった肌を抱きしめながら朝を迎えた

私は何をして、これからどうすればいいのかもう分からない。