今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:18,587 hit
小｜中｜大
12 ページ12
私自身が彼の事を信用出来てなかったとしたら、それは彼のことを盛大に裏切る行為であって許されるはずがない
私は彼の貴重な5年という月日を奪ってしまった事に値するのだ。
「やだ…そうじゃない…ユンギが好きなだけだったの…やだ…」
特別これと言った証拠も何も無い。人の心というのは目に見えず、白黒つける手筈もないのだから
だけれど異常なまでに不安心は私の心を蝕んでゆく
彼との思い出が全部嘘で塗り潰されているとするならば、私はこれから先何を糧に生きてゆけばいい？
終わり方は綺麗じゃないにしろ、私が生きてきた中でとても素敵で綺麗な時間だと思っていたはずのあの一時が
何ともない、日常の1ページに過ぎなくなってしまうどころか心の奥底に仕舞わなければならない程の出来事になってしまうということが酷く恐ろしくて
怖くて、寂しくて
初めて自分を見失ったのが、この日だった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 400人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：まろん | 作成日時：2022年9月28日 23時
